メジャーなシシウドとよく間違えています。
セリ科でともかく大きい傘のようなのはみんな「シシウド」とか「エゾニュウ」や「アマニュウ」ってことにしていましたが・・・
「オオカサモチ」だそうです。 漢字だと「大傘持」です。
別名に「オニカサモチ」・・
セリ科ノオオカサモチ属の多年草です。
なので、シシウドなどとは縁が遠いようです。
本州の中部以北で暮らしています。
名前の謂れを調べると「中国の漢方でセリ科の多年草の藳本(こうほん)のことをその花の形から昔はカサモチと呼んだ。それに似て大きいからついた傘持ち(長い柄のある傘をもって貴人のお供をする人のこと)からついたようです
それでも太い茎は中空になっているそうです。高さは150cmくらいになります。
葉っぱは10~30cmにもなる1~3回3出羽状複葉です。
小葉も細かく切れ込んで羽状に中裂していて先も尖ります。
さらに根生葉もあって、根生葉と茎の下に出る葉には長い葉柄があります。
花はセリ科の親分のように立派。
複散形花序という付方で、小散形花序を10数個も集めています。
さらにその小散形花序には40~50数個の小さい花をつけています。
まるで小宇宙でしょう。 銀河みたいです。
花のひとつは3mm程度しかありません。白い花びらを5つもちます。
出来る果実は卵形の分果です。