昔から親しくしていて、愛称で呼んでも許してくれます。
「チョウさん」です。
「チョウノスケソウ」です。 漢字で書くと「長之助草」です。
バラ科、チョウノスケソウ属の落葉小低木です。
これも草ってついてますが、木です。 常緑の匍匐性矮小灌木とされます。
北海道~本州中部以北の高山帯の砂礫地や岩稜帯です。東アジアにも暮らしています。
地を這うように枝を広げて、群生するように一面に咲きます。
この葉っぱが他の葉と違うので、花では区別が怪しくなりますが、葉っぱで確認できます。
葉は葉柄がやや長く、葉は楕円形で鋸歯が・・というよりも7~9つに浅く裂けて、さらにその裂片はさらに1又はまれに2つの鋸歯を刻みます。
側脈もくっきり、6~8対あって、この脈は深く凹んでいます。
花は、花びらが多くは8つです。バラ科なので、雄しべ、雌しべはたくさんあります。
そして・・この雌しべの花柱が花の後も主役になります。
花の終わりです。
でも、ただでは終わりません。
出来る果実は痩果です。この痩果がたくさん集まった集合果です。
痩果には白い毛があります。
雌しべの花柱には毛があって、これが長く伸びてハタキ(掃除道具)のようになります。
この果穂がらせん状になっています。
さて、チョウさんですが、この花を発見したのが「須川長之助」という方で、このヒトを記念してついた名前だそうです。
いいなぁ・・。