近所でちょくちょく見かけるのは、この仲間ですが、「メキシコマンネングサ」が多く、たまに「コモチマンネングサ」があると喜んでいました。
今年は郊外の川沿いですが、この子に会いました。
「ツルマンネングサ」です。 漢字では「蔓万年草」です。
ベンケイソウ科、マンネングサ属の多年草です。
もともとの故郷は中国や朝鮮半島、さらに南、東南アジアも田舎みたいです。
日本に連れて来られたのは、相当古い時代のようです。
なのでとっくに帰化植物として定着しています。
でも定住しているのは、道端や河川敷などです。
とにかくツルを横に、縦に伸ばして縦横無尽です。
ちょっとした石垣なんか全く苦にしませんね。
茎に葉っぱが3つ輪生するように付きます。
この葉っぱ、形はヘラ形や長楕円形ですが、先が鋭く尖っています、また基部も細くなっています。
図鑑では距があると書かれていますが、分かりませんでした。
厚みのある葉で周りは全縁です。
花はお馴染みのデザインです。
花の形だけで、他のマンネングサとの見分け方があるのかな。
花は5数性となっているので、萼片、花びらは5つ、雄しべは5、10、15・・
ですが、これは10です。
雄しべの葯がちょっと赤味のある橙色のような色で、これがチャームポイントかも。 中央に雌しべがあります。
図鑑には、中国ではこれを薬用として、肝機能改善に用い、韓国では、サラダとして食べるとありました。
出来る果実は袋果です。
でも日本では何故か果実を作ることが出来ないそうです。
そしたら、自分の茎葉の一片からでも発根できて、また大きくなれるそうです。