これは植物園で咲いていました。
今年も山野で、この仲間に会うのが楽しみです。
フウロソウです。
「アケボノフウロ」です。 漢字では「曙風露」です。
フウロソウ科、フウロソウ属の多年草です。
故郷はヨーロッパが主のうですが、トルコや西ロシア、アルメニアやグルジア地方にもいるそうです。
ちょっと大きめで色の濃い「ゲンノショウコ」って感じですけど・・。
このフウロソウ属は「ゲラニウム」と呼ばれていて、よく混乱してしまうのが、テンジクアオイ属で、「ゼラニウム」と呼ばれます。
どっちも元素みたいな名前ですけど・・。
この白花があります。
まるで、ゲンノショウコと同じじゃん・・。
葉っぱは大きく7つくらいに深く裂けて、それぞれが更に、3つくらいに裂けています。
花色にはメインの紅紫色、他に白、青紫色、赤紫色とあるそうです。
萼片は花びらよりも短いので、上から見ると見えません。
なので、気が付きませんでしたが、萼片の先には棒状の芒があるそうです。
雄しべは10本ですが、外側の5本は花びらについていて、内側の5本は萼片についているので、是にもきっと深いワケがあるのでしょう・・・。
出来る果実は蒴果です。5分果からなる分離果とも言われます。