今年はやはり全体として草木の花も10日くらい早いようです。
山でこのシモツケに会ったのですが、満開が近かったです。
でも帰って、近所の公園にあったシモツケはもう花の終了期でした。
「マルバシモツケ」です。 漢字では「丸葉下野」です。
これは本州中部以北から北海道、樺太、千島、東シベリアとより広い範囲の亜高山から高山帯、厳しい環境の岩礫地でも生きていけます。
高山で暮らしているので大きくなれません。1メートル程度でしょう。
風や雪のために横に広がるようです。
葉っぱは互生して、倒卵形~円形、名前になるくらいやっぱり丸い葉っぱです。鋸歯があり結構シワがあります。
花びらは白です。 萼片と花びら5つ、雄しべはやっぱり20くらい、雌しべの花柱は5つ。
そして果実も同じように袋果です。
各地に変種・亜種がいて、「アポイシモツケ」「テシオシモツケ」「エゾノマルバシモツケ」「マシケマルバシモツケ」など北海道に種類が多いみたいです。
そして山では「イワシモツケ」が待っています。
近所のシモツケです。
漢字は「下野」です。
バラ科、シモツケ属の落葉低木です。
生まれ故郷は東アジアです。日本、朝鮮半島、中国。日本では本州~九州です。
アジサイが咲く頃になると公園の隅で咲くのがコレです。 本当は主役級なんですけど、アジサイの陰に隠れてしまい、気が付くと花が終わり・・なんてことが多いのです。
外見は草本ですが、草にはちゃんと「シモツケソウ」というのがあります。
葉っぱが全然ちがうので葉で見分けしています。
でも世界には北半球に100種ほど暮らしていて、日本には10種も住んでいます。
とにかく葉っぱや果実は見てもらえませんけど、この花は小さいけど「密集」して咲いて綺麗です。
その葉っぱは互生して披針形でや卵形、広卵形で先が尖ります。縁に不揃いの鋸歯があります。
花は今年出た枝先に複散房花序という付方で、数えたくないくらいたくさん花をつけます。
花色も濃紅から薄紅、まれに白花がありますし、萼片は5つ、バラ科なので雄しべはたくさん・・でも数は25~30くらいでしょう。雌しべの花柱は5つです。
出来る果実は球形の袋果です。花柱が果実になっても残っています。