大きな都市公園などでも見ることができますが花は1ヶ月近く前に終わりました。
ちょっと郊外の山地ではまだ咲いています。
ミズキ科のミズキ属の木と言えば、ハナミズキ、ヤマボウシ、クマノミズキ、さらにアオキ、サンシュユ、ハンカチノキもそうでした。
そしてそのメイン、代表取締役がコレです。
「ミズキ」です。 漢字では「水木」です。
ミズキ科、ミズキ属の落葉高木です。
故郷は北海道~九州の山野、そして朝鮮半島、中国、台湾、さらにヒマラヤ山麓まで・・。
とにかく分かりやすい名前です。
樹液が多く、春の育ち盛りの季節に切ると、水が滴り落ちるほど・・とありました。なので、山地の渓谷池、斜面などの水の多い所が好きみたいです。
そして、大木ですが、枝が横に水平に伸びて、何段にもなります。
この姿になっている木は比較的少なかったり、水平が部分的だったりしていますが、その水平に枝を伸ばして、その上に雪、綿・・を被ったように花がいっぱいに
咲くと見事です。
葉っぱは互生して付きます。図鑑にはこの互生してつくのが、似た「クマノミズキ」との違いとありました。
全縁ですが少し波打つ感じの葉っぱらしい葉っぱです。
そして側脈がしっかりあります。
花はその葉の上について、小さな花をたくさん咲かせます。
いつも下から見ることが多くて悔しい・・感じです。よく見えて横からです。
これを上から見たらどんな景色でしょうか。
この姿の圧倒されますが、別名を「クルマミズキ」というそうです。それは葉っぱが互生ですけど、枝先に集まって輪生状に付くからかも・・。
また「ハシノキ」というのもあってこれは慶事に使う祝箸で、柳ではなくて、このミズキで作ったものが本物だそうです。
花もなんかに似ている感じもしますが、ハナミズキヤマボウシとは全然違います。
花は4弁で、やや長楕円形で平開します。
雄しべは4つ、雌しべは1つです。
出来る果実は球形の核果です。
熟すと黒紫色になります。