こんな山道を歩いています。

 標高は1000メートル前後です。

 いろいろな山野草に出会えます。

 

 

 この時は道脇にありました。

 でも気か付いたのは花ではなく葉っぱですけど・・・・

 

 

 羊歯などが多いのですが、その中に、4枚の葉が見事に輪生していました。

 「ツクバネソウ」です。 漢字では「衝羽根草」です。

 シュロソウ科、ツクバネソウ属の多年草です。

 別名があり「ヌハリグサ」。そして中国名?かもしれませんが「王孫」とか「黄孫」と言う字もありました。

 ほぼ日本全国の深山で暮らしています。

 

 

 

 根茎が横に這って節が多く、その先端から茎を直立して15~40cmほどになります。
 そして何より分かりやすいのがこの葉っぱ。広楕円形で先っぽが尖ります。でも葉に柄はありません。 しっかり輪生しています。

 

 

 そしてこの輪生する葉のど真ん中、中心から小さい花を付けます。

 葉っぱの大きさとこの花の可愛さ・・・たまりません。

 この花がまた。ちょっと変わっていて、内花被片、外花被片があったらしいのですが、今は外花被片だけで、内花被片はありません。ということは萼片由来が4つが外花被片として花になっています。4つが基本ですが、3つのもあるそうです。

 そして雄しべは8、外花被片が3つのは雄しべが6つになるそうです。

 

 

 ちょっと似たのが、葉が6~8枚で輪生する「クルマバツクバネソウ」です。

 さらに、花を大きくしたら「キヌガサソウ」じゃん・・って思ったら、なんな同じ科、属でした。