なんか久しぶりに会ったような・・花ですが、花よりも葉の記憶が強烈でした。

 最近、花壇で見かけることも少なくなりました。

 以前は薬草園にあったのですが・・・

 

 

 「ノウゼンハレン」ですけど、あまり知られていない呼び名です。

 普通は「ナスタチウム」です。これも最初は元素名のような名前だと思いました。

 また、和名は「キンレンカ(金蓮花)」です。

 

 

 ノウゼンハレン科、ノウゼンハレン属の多年草です。

 南米のブラジルやペルーが故郷です。

 たくさんの園芸品種が紹介されているようです。

 

 

 科、属の名前のノウゼンハレンは漢字表記がありました。

 漢字では「凌霄葉蓮」となっていました。

 でも書けないので意味ないか・・・

 そういえば、ノウゼンカズラに似ているような‥感じもします。

 この茎も横に這うように広がっていました。

 

 

 

 花と同じくらい注目しちゃうのがこの葉っぱです。

 形は円形に近く、中心近くから主脈が9本、9本って決まっているのかは確認していませんけど、とするとこの円に近いけど、九角形ってことになります。 

 

 

 これにも本人にとっては必然なのでしょうから、理由を聞きたいものです。

 そして葉柄がこの中央についていて、大きい葉なら傘になりそうです。

 全縁ですが、縁は少し波打っています。

 

 

 葉柄は5~25cmにもなり、葉身の中央についています。これが盾状です。

 そして図鑑では約9本の主脈が葉柄から放射状に出ています。

 で、ついつい数えてしまうのが悪い癖・・

 確かに9本もありますが、8~12本くらいが多かったです。 

 

 

 縁は全縁、角状になったり、ちょっと凹んだり、波打ったり・・いろいろです。

 

 

 花色もいろいろあるそうです。

 黄色、橙色、クリーム色、白、紫系、そして栗色などです。

 花は筒状で先が大きく広がっていますし、基は急に狭まって距になっています。 

 

 

 萼片は5つ、花びらも5つですが、花びらも2つのパターンがあるようで、資料には・・「花弁の先の2つは縁がしばしば全縁、基部の3つの花弁は長さが2cm、爪部の上の縁には深い縁飾りがある」とあります。

 

 

 距もけっこう長く2~3cmくらいあります。

 

 

 雄しべがなぜか8つとなっていました・・。

 これも謎です。

 雌しべは1つで、柱頭は3裂しています。



 

 そして出来る果実は分果です。