とにかくいろいろな種類があって大変です。
でも最近は細かいことは・・どうでもよくはないけど、あまり気にしないって感じです。
今年いろいろな種類に会いました。
そして、6月に山に入れば、また違ったのに会えます。
例年のことでも楽しみです。
「ウツギ」です。 漢字では「空木」とか「卯木」です。
アジサイ科、ウツギ属の落葉低木です。
別名と言うか、通称でしょうか「ウノハナ」です。
「空木」と「卯木」では意味が違うと最近知ったほどです。トホホ・・
「空木」とは幹、茎に髄が無くて、中空になっているからですし、「卯木」は卯の月、つまり旧暦の4月に咲くからの命名だそうです。
ちなみに今年の卯月は5月8日~6月5日までの29日でした。
生まれ故郷は日本と中国のようです。
日本では北海道の南部が北限で、本州、四国、九州で暮らしています。
ごく普通の山地、山麓、林道脇、土手などで元気です。
低木なので、大きくなっても2~3メートル程度です。
花を見るのに適しているいい子です。
枝が中空になるのは、成長に従ってだんだんとなるようで、最初から中空ではありません。 なぜ中空になるのか・・? 軽くて都合がいいのか、でも折れやすくなってしまうのでは・・?と思いますが、本人は教えてくれません。
たくさんの枝が株立ちしています。
葉っぱは対生について、長楕円形、卵状の披針形が多く、やや厚みがあって、表面には星状毛が生えていてザラザラした感じです。 葉先は尖り気味で、基部は円形やクサビ形です。
縁には細かい刺状の鋸があります。葉の裏にも細かい星状毛が密生しています。
そして対になった葉柄の基部は茎を抱き合着しています。
花はツツジの頃、枝先に円錐花序をつけて、直径が1~1.5cmの白い花を多くまとまって、そして垂れ下がるように咲きます。
花びらは5つ、白い花ですが、花にも星状毛があります。
そして萼片は5つ、萼にも星状毛が密生しています。
花には八重咲もあります。
雄しべは10個、5本がやや長く、5本が短くなっています。
そして今年、気になっている「雄しべ、花糸のデザイン」です。
ヒメウツギの雄しべから気になって出来るだけ写真に撮っています。
この花糸にある、でっぱりと言うか、とんがりというか・・「翼」ですけど。
さらに雌しべの花柱は3~4つでした。
よくわかりませんが、図鑑には「花床には白色の小さな星状毛が密生し、周囲に環状の淡紅色~橙色の密腺がある。」とありました。
出来る果実は蒴果です。
ウツギの果実の多くは椀形のような球形をしているので分かりやすいです。
そして果実の先端には雌しべの花柱が残ります。ずっと残ります。年明けしても残っています。
以下の写真もみんな「ウツギ」です。
近所のウツギはもうほとんど終わりに近くなっています。
今年も開花が早く、満開になって花の数も際立って多いように思えました。
なんとなく仄かに香ります。
とにかく、ウツギという名がつく植物がたくさんあって、それもいろいろな科、属に及んで、親兄弟、親類、遠い縁者、空似の他人、似てもいない他人まで、〇〇ウツギになってます。
そして枝茎が空洞になってぃるもの、なっていないのもごちゃごちゃです。
タニウツギ科、タニウツギ属のウツギです。
「タニウツギ」や「ハコネウツギ」が有名です。
次に、アジサイ科、ウツギ属のが
今回の「ウツギ」、「ヒメウツギ」や「マルバウツギ」がよく栽培されています。
3つ目にアジサイ科でアジサイ属に所属しているのが・・・
「ノリウツギ」や「ガクウツギ」です。
同じアジサイ科でもバイカウツギ属に分類されるのが「バイカウツギ」です。
また、リンネソウ科のツクバネウツギ属にはこれもお馴染みですが「ツクバネウツギ」があります。
バラ科にもコゴメウツギ属の「コゴメウツギ」があります。
さらに、ドクウツギ科、ドクウツギ属には猛毒で超危険な「ドクウツギ」があります。
お知らせです。
いつもご覧いただきありがとうございます。
ちょっと体調がイマイチになってしまいました。
ブログを少しお休みさせていただきます。
また、よろしくおねがいします。