この花、初めてです。
よろしくお願いいたします。
写真に撮ってから名前が分かるまで、大分かかりました。
「ハマクサギ」だと思います。
漢字では「浜臭木」です。
シソ科、ハマクサギ属の落葉性の小高木です。
暮らしているのは西日本が多いようで、図鑑では、近畿~九州、屋久島や種子島、沖縄です。さらに台湾にもいるそうです。
別名が「トウクサギ」とか「クバナハマクサギ」とか・・
この仲間は世界に200種あるそうです。
でも、クサギというだけで、評価が下がりそう・・。
葉っぱは広卵形や卵状楕円形で全縁にちかいのですが、数対の尖った鋸歯があります。
そしてこの葉を揉むと悪臭を嗅ぐことになります。
図鑑には「葉柄の基部にある葉枕が強く発達して、その節の部分が横に膨らんでいるろとありました。
花はこんな感じのデザインです。
シソ科ですけど、いつものシソ科の花とはちょっと違います。
筒形の花になっています。
その筒の口が4つに分れて花びらっぽくなっています。
花筒の下の萼も鐘形で、先が5つ、歯のようになっています。
雄しべは4つ、雌しべは1つです。
雌しべの柱頭は先が2裂します。
それでもアップして見ると、花はなんとなくシソ科の感じでした。
見ていませんが、出来る果実は球形の核果で、黒紫色に熟します。