この花も魅力いっぱい。 謎もいっぱい。

 山でも、山麓から亜高山帯までで咲いていたり、近所の花壇にもいます。

 日本在来のもの、西洋のもの、そしてたくさんの園芸品種もあります。

 

 

 「オダマキ」です。 漢字では「苧環」と書きます。

 キンポウゲ科、オダマキ属の多年草です。

 

 

 そもそもの「オダマキ」とは花の姿が紡ぎ糸を巻く糸巻きの形に似ていることからです。

 

 

 いろいろあるので・・どう書いたらいいのやら・・

 まず、オダマキは北半球の温帯に生きていて約10種あるそうです。

 

 

 

 花壇では園芸品種が多いですけど、この園芸品種も魅力いっぱい。

 そして山野草の好きな方にとっては憧れの花・・?かも。

 

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 本来は高山植物ですが、これを園芸植物として多く作られています。

 また、西洋オダマキとその種間交雑などで様々な形質、花色、形のものが作られています。

 

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 昔から栽培されているのは高山植物の「ミヤマオダマキ」を園芸化したものと言われています。昔の名前は「イトクリ」というそうです。

 

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 いろいろな園芸品種の親にもなっていると言われる、ミヤマオダマキ。

 やっぱりいいですね。

 

 

 その白花の品種もなかなかいいです。

 

 

 ミヤマオダマキよりも大きく、草丈は30~50cmになり、花茎も太く、花数も多くて花色も紫~白まであります。

 

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 そして、今年の6、7月の山ではどこであえるかな・・なんて考えていたら、

なんとご近所で咲いていました。

 

 

 一方、西洋オダマキは、イギリス、北ヨーロッパからシベリアにまで至る範囲に分布して、一部は北米に帰化しているそうです。

 

 

 根出葉は2回3出複葉で、萼片は開出して距は内曲します。

 

 

 下向きの花で、花色は基本は紫色ですが、種間交雑で、赤、ピンク、青、白などもあり、八重咲も出ています。

 

 

 花はキンポウゲ科で複雑です。大きくて綺麗な花びらに見えるのは、植物学でいう「萼」で5つあります。その内側にあるのが花びらで5つ、下の方に伸びて先がカギ状に曲がって距となっています。

 

 

 雄しべはたくさんあります。雌しべは5本。

 

 

 とにかく、綺麗です。でも全草が有毒です。

 

 

 

 いつも花壇で、超強烈な「黄色のオダマキ」をいつも楽しみにしていたのですが、今年はありませんでした。

 


 

 

 葉っぱの付方、形状もイロイロです。

 

 

 

 この優しい顔、いいですね。

 

 

 果実もすぐに出来て、ユニークな形です。