昔、某湿性花園で一面に咲いているのを見てから好きになりました。

 でもその後、各地に咲いていたので、最初の感動は薄れてしまいましたけど・・

 

 

 「チョウジソウ」です。  漢字では「丁字草」です。

 キョウチクトウ科、チョウジソウ属の多年草です。

 

 

 この時期の里山、ちょっと山に入りかけの森、でも湿気があるところが好きなようです。

そしたら昔はけっこう田んぼ近くにも普通に咲いていたらしいのです。

 

 

 最近は田んぼにも咲いていません・・

 それどころか自生地も少なくなったようです。

 

 

 キョウチクトウ科なので猛毒があるかも・・ね。

 キョウチクトウほどではないけど、毒持ちです。

 

 

 故郷は東アジアのようで、日本や朝鮮半島、中国で、湖沼沿岸、河川敷、湿気のある渓流斜面などが快適のようです。

 

 

 40~80cmくらいの草丈ですっと立っています。

 葉っぱは楕円形~狭楕円形で葉の両端が細くなって尖ります。

 

 

 花が茎頂に集まって咲きます。 キョウチクトウの花も捩れていますが、このチョウジソウの花もよくよく見るとすこし捩れている感じ・・。図鑑ではツボミの時に捩れがよく分かる・・とありました。やっぱ、若い時は「ねじれちゃう」よ。

 

 

 葉っぱも花も細長いんです。

 長い筒状になって、その半分近くまで先が5つに裂けて花びらになっています。

 萼も5つに裂けて、先が尖っています。

 

 

 花筒が青いのが横からみるとよく分かりますが、この色合いもいろいろです。

 別名「ブルースター」というそうです。

 

 

 雄しべが5つ、雌しべは1つです。でも花冠の中央にしまわれている?・・よく分かりません。

 

 

 図鑑では茎葉を切ると乳液が出るそうで、この乳液が例によってアルカロイド系の「毒液」だそうで、食べられない様に身を守っているのでしょう。

 出来る果実は袋果です。