久しぶりに見ることができました。
それもいっぱい咲いているところです。ラッキーでした。
100メートル近く離れているところから・・なにやら高い樹に花が・・・
と気がついて近づくと・・・
「キリ」です。
久しぶり過ぎて、最初は分かりませんでした。
あの箪笥になって有名な「桐」です。
キリ科、キリ属の落葉高木です。 高木ですが、普通は7~15メートルくらいとされます。
故郷は中国の中部だそうです。
よくわかりませんが、東北地方では「花筒内部に斑紋が目立たないものが多い」とありました。
とにかく、早く成長し、材は軽く柔らか、加工しやすい・・超良質材です。
よく聞いたのは「女の子が生まれると、この桐の木を植えて、嫁に行くときに、桐で箪笥を作って持たせる・・・」という話です。
そして葉っぱは対生について、10~30cmくらいで浅く3~5裂して先が尖ります。基部は心形で、両面には腺毛が密生する。
とありますが、とにかく高くて葉も触れません。
花は普通、葉より早く咲くか、同時だそうです。
円錐花序のようにたくさんの花が咲いています。
ひとつひとつは筒状花のような、また唇形花のようなカタチです。
花冠の先は5つに分れ、萼片も5つです。
淡い紫色でなかなか綺麗です。
雄しべは4つ、2強雄しべです。
出来る果実は蒴果で、先が尖った卵形で、熟すと2裂して翼のある小さな種子をたくさん飛ばすそうです。
花も果実も手に取ってみたいです。