最初はいつもの「ツリバナ」と思っていました。

 でもちょっと違う様でした・・・。しばらくそのまま放置していました。

 

 

 日本海側なので、ツリバナの変種かもしれないな・・・

 

 

 しばらくして・・・

 「エゾツリバナ」とわかりました。

 漢字では「蝦夷吊花」です。

 

 

 ニシキギ科、ニシキギ属の落葉低木です。

 この樹も花が目線くらいに咲くのでよくわかります。

 故郷や育ちは北海道~本州の日本海側が多いそうです。

 

 

 葉っぱは対生に付きます。

 形は普通の葉っぱですが、図鑑では卵形や倒卵形で先が尖ります。

 また、基部は広いクサビ形で、縁には細かい鋸歯があります。

 

 

 花は葉腋から花序を垂れ下がるようにつけます。

 

 

 花のつくりは、萼片が5つ、花びらも5つ、雄しべも当然5つです。

 雌しべは1つ。

 

 

 白っぽい花ですが、うす緑やうす紫っぽくもあります。

 

 

 全体に細い感じですが、近所の里山のツリバナよりもやや葉っぱも幅広で大きめ・・とありました。

 でも並べないとわかりません。

 

 

 花は地味ですが、ニシキギ科なので、果実は目立ちます。

 球形の蒴果ですが、熟すと紅色になって、5つに裂けて、赤橙の仮種皮に包まれた種子が顔を出します。

 

 

 でも材も優良木のようで、コケシ、将棋の駒、櫛、印鑑材などにも適しているそうです。