この花も定番です。
今年はパスしようと思っていたら、湿地に一面に咲いていたので、思わずパチリしてやっぱりブログに載せようってことになりました。
「ワスレナグサ」です。 漢字では「勿忘草」とか「忘れな草」です。
水の多いところ、水路の脇、小川沿い、沼地・・などで群落になると綺麗です。
ムラサキ科、ワスレナグサ属の総称です。
図鑑では「シンワスレナグサ」の和名をさして言う・・とあります。
もともとはヨーロッパが生まれ故郷のようですが、北半球の温帯~亜寒帯の広いエリアに約50種くらいあるそうです。
日本には明治時代に「ノハラワスレナグサ」が連れて来られ、今では北海道~四国で野生化しているそうです。
故郷では宿根草の多年草ですが、日本の超暑い夏が苦手です。
北海道や寒冷地では夏をこせますが、園芸上は1年草の扱いで販売されています。
葉っぱは茎まで軟毛でおおわれています。この毛に覆われている葉の様子を「ネズミの耳」に似ているというので、ギリシャ語の「二十日鼠と耳」と言ったのが語源だとか・・。
花は両性花で、萼は5裂し、花冠も5裂、雄しべは5つ、雌しべは1つです。
花柱は5つに分かれています。中央に鱗片状の黄色い副花冠があります。花冠の切れ目に放射状に白い稜があって盛り上がっている感じです。
在来種のエゾムラサキ、ミヤマムラサキ、ムラサキグサなどやシンワスレナグサ、ヨーロッパのノハラワスレナグサ・・・などいろいろです。
とっても可憐な花で、みんなから好かれています。