他の方のブログでもたくさんアップされています。まぁ、名前のユニークさが一番ですけど、花も面白い花です。植物園などでお目に掛かれますが、自生は絶滅危惧種に指定されているそうです。

 

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 「ヒトツバタゴ」です。 漢字で書けば「一つ葉田子」となるようです。

 モクセイ科、ヒトツバタゴ属の落葉高木です。

 生まれ育ちは、中国~朝鮮半島、日本、台湾のようですけど、日本の自生地はちょっと不思議、特殊だと図鑑にありました。対馬、木曽川周辺、愛知に隔離分布するそうです。これもちゃんと研究されていると思いますが、中身も重いので今回はパス。

 このヒトツバという変な名前は、同じモクセイ科の「トネリコ」(別名タゴ)によく似ていて、トネリコが複葉なのに対して、この子は小葉のない単葉なので付きました。

 

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 名前はよく「ナンジャモンジャ」という愛称のような名前で呼ばれています。

でもナンジャモンジャってよく分からないものに付ける名前のようで、樹では「クスノキ」「ニレ」「イヌザクラ」「ボダイジュ」などにも付けられているそうです。

でもでも、この樹たちが「なんだかわからない樹ではないのですが・・」。

大昔に分類もされていない頃に付けてしまった・・ということかも。

 

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 そしたら、この樹には「ギンモクセイ」と「ヒイラギ」との交雑説もあるそうです。

 葉は対生について、長楕円形で長い葉柄があります。

 雌雄異株で、雄花をつける株と両性花をつける株がある‥複雑な家庭事情のようで、雌花だけを付ける株はないそうです。

 

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 その雄花には花冠が大きく4つに分かれ、雄しべが2本です。両性花には、雄しべが2本、柱頭が浅く2裂する雌しべが1つです。

 

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 秋に楕円形の果実を付けるのですが、核果で黒く熟します。