毎年見ないと気が済まない・・っていう花がいくつもあります。
名前良し、姿よし、山野草の定番です。
積雪の多い所では山野草も当然、雪解けの後ですが、咲くのはその年によって違ったりします。
今年はまたまた特に早いようです。 運よくいくつかを見れました。
シラネアオイです。
上信越の里山では4月下旬から見ごろですが、もう終わりです。
色合いも個々の花によって微妙です。
やっぱりいい。
キンポウゲ科ですけど、あまりに特殊(1属1種)なので、科もシラネアオイ科にしている説もあります。
別名も「ハルフヨウ(春芙蓉)」や「ヤマフヨウ(山芙蓉)」。
そして今年も狙いはシロバナです。
「シロバナシラネアオイ」です。
この白花はいわゆる劣性遺伝によるものですが、品種として固定されているそうです。
いわゆる花びらはありません。花びらになっているのは萼片です。
普通は4つですが、少し多いもの、少ないものもあるようです。
花の中心に雄しべ、雌しべがあります。
シラネアオイ、これも雄性先熟だそうです。
花には蜜もないのですが、花の魅力と花粉をご馳走にして虫を誘うようです。
シラネアオには見たこともありませんが、八重咲きの「エゾアオイ」というのや、果実が1つだけの袋果(普通は2個の袋果)の「ヒトツミシラネアオ」というのもあるそうです。