早春に咲いてくれたイチリンソウの最後かも・・
でも日本育ちではありません。
でも氏素性は複雑そうだし、園芸品種も色々あって、楽しいけれど難しそうでもありました。
「ヤブイチゲ」と呼んでいました。 漢字では「藪一華」です。
キンポウゲ科、イチリンソウ属の多年草です。
もともとの原種はヨーロッパ~シベリアの寒い地方で暮らしているそうです。
和名もいくつかあって、「ハルオコシ」とか「ヤエザキイチリンソウ」というのもあります。
さらに別名が「アネモネ・ネモローサ」、「ヤエザキ・イチリンソウ」とか・・
この別名が言い表しているように、雄しべが花びらに変身している「八重」です。
でもちゃんと一重の「ヤブイチゲ」もあります。
葉っぱは3出複葉です。互生して付いて、小葉は細かく裂けています。
スプリング・エフェメラルの中でも数が多いのがイチリンソウ属でした。
世界には150種ほどあり、日本でも11種が生きています。
これはヨーロッパのヤブイチゲの変種でヤエザキヤブイチゲ(八重咲藪一華)
要はイチリンソウが八重咲になったものなんですけど・・。
日本では何故かみんな八重咲が好きなので、、これも人気のようです。
キンポウゲ科なので、本来の花びらはありませんが、萼片がその役目をしっかり果たしています。
今年はいろいろな変化デザインのもありました。
一重の花は果実を作れますが、出来る果実は痩果です。
八重の花はできません。