まぁ本人は一生懸命に生きているのですが、いつもは殆ど無視していました。
今年は久しぶりにキュウリグサを見てしまったので、これにも目がいきました。
身近に暮している雑草の中の雑草です。
見つけられると根こそぎ駆除される運命です。
「ハナイバナ」です。 漢字では意外にも「葉内花」と書きます。
ムラサキ科、ハナイバナ属の1年草です。
日本全国、何処でも暮らしています。日本どころか、東アジア、ロシア、インド、東南アジア、パキスタンからアフガニスタン、ウズベキスタンなどまで広大な世界を暮らしの場にしています。なので、本当は凄いヤツかもしれません。
こんなに広大なエリアを陣地にしているけど、この属にいる仲間はたったの5種しかないというのです。これもちょっと不思議です。
気候環境も大きな差異があるはずなのに・・・あやしい・・・
名前の謎はすぐにわかりましたが、ガッテン度は引くい。
「葉と葉の間に花がつくから」となっていますが・・・あやしい・・・
茎も細く、葉っぱや花も小さくて、その特徴は・・となっても目立たないので、この花のデザインしか目にはいりません。
でも、本人に失礼なので、葉っぱは互生していて、2~3cmほどでしょうか、
長楕円形です。ただ小さい葉です。
でも縁に長い毛があります。長いといっても普通見ただけではわかりませんけど・
花は前回のキュウリグサに似た感じです。
花冠の先が5つに裂けて、花びらみたいになり、中心にあの「付属体、副花冠」があります。
花は白っぽくて、ちょっと淡青を帯びます。
雄しべや雌しべは外に出ないのので、わかりません。
茎をアップしてみると、白い毛みたいのがあります。
図鑑では「白い圧毛が上向きに密生」と書かれています。
雄しべは5つ、雌しべは1つです。
出来る果実は4分果です。