ソメイヨシノの開花のニュースがチラホラです。
日本中ソメイヨシノの占める割合が圧倒的に多いのが不思議というか、おかしい?と思いつつ、他の桜にも注目しています。
原種と言うか、日本の自生種の10種にも会いたいです。
このサクラは園芸品種です。
名前は「オオカンザクラ」、漢字で書けば「大寒桜」です。
「カンヒザクラ」と「オオシマザクラ」または「ヤマザクラ」との交配種とされています。
12月~1月に咲く寒桜りも遅く、染井吉野よりは少し早く咲く桜です。
この大寒桜、氏素性もはっきりしているようですが、なぜか片親の日本自生種がどっちなのか・・分からないのが謎です。
というのも、この桜について調べると、
「埼玉県川口市安行の田中一郎氏のお宅にあった寒桜の系統で、当初は小清水氏が「安行寒桜」と命名したが、後に相関氏が「大寒桜」と名付けた。とありました。
なんか梅や桜の花は、枝ぶりがどうの、葉っぱの形状、花のデザイン・・とか細かくはどうでもいいって気にもなることがよくあります。
でも、気を取り直して・・・
葉っぱは互生して付きます。楕円形や楕円状披針形で、葉先が尾状に尖ります。
また、縁には重鋸歯と単鋸歯が混じっている複雑な鋸歯だそうです。
そして葉柄の上端に蜜腺が2つあり、紅紫色っぽくなります。
花は葉腋に2~4個くらい咲きます。
花色は淡い紅色で淑やかな感じです。
そして萼筒は鐘形で紅紫色。萼片も紅紫色でいい感じです。
萼片はは全縁ですが縁に毛があります。
萼筒は細長くてスマートでした。
そして初夏の頃に、ちゃんと小さなサクランボを実らせます。