それぞれの方に時、季節を知らせてくれる花があります。

 たくさんありすぎてコレと決めていませんが、この花は小さい花ですけど、春の元気を教えてくれる花です。

 

 

 そして、とにかく満開の時の鮮やかさ、華やかさは特筆すべき花でしょう。

 「ギンヨウアカシア」です。  ギンヨウは銀葉です。

 

 

  別名は「ミモザ」とか「ハナアカシア」などと呼ばれますが、ミモザは誤解があるようです。

 マメ科、アカシア属の常緑の低木~高木です。

 日本では4~5メートルくらいが多いようです。

 

 

 故郷はオーストラリアです。

 ふるさとでは10メートルを越す高木にもなるそうです。

 花の無い時、普段は葉っぱが主役です。

 

 

 この葉、互生してつきますが、なぜか螺旋状に捩れています。

 そして、2回偶数羽状複葉です。

 

 

 ツボミの時も賑やかです。

 

 

 この葉、互生してつきますが、なぜか螺旋状に捩れています。そして、2回偶数羽状複葉です。

 

 

 葉は羽片が2~4、多いと6対で、最も下の羽片は小さくて下屈するとあります。

 最上部の1~3対の羽片の基部に腺体があり、この羽片は1~3cmほどで小羽片が8~24(12~20)対付けます。

 小羽片は長楕円形、無毛で先が丸くなっています。

 

 

 近所では2月上旬~中旬がツボミがいっぱいでした。

 

 

 そして2月下旬になって・・・この花です。

 そして今が花盛りです。


 

 花は・・・とにかく雄しべが圧倒的に多くてすごいです。

 1本の木にいくつの雄しべがあるのでしょうか?

 

 

 大袈裟に言えば天文学的な数、いや大袈裟でなくて凄い数でしょう。

 流石に数える勇気が今年も出ませんでした。

 

 

 1つの小枝に10~30個くらいの花序がついています。

 

 

 黄金色・・ 花弁は5つ、

 雄しべは2~3mm、11~25個の花が束生して1cmくらいの球形の花序になっています。

 

 

 とにかく超大群の雄しべたち・・

 その中から長い雌しべが伸びています・・。

 

 

 ツボミの時です。

 

 

 アップしてみました。

 

 

 開花した様子。花火でしょう。

 

 

 

 

 

 出来る果実は5~12cmになる豆果です。

 

 アカシアでも「ニセアカシア」があります。これは北海道の並木が有名ですけど、ハリエンジュ属なので全くの別ものです。

 よく混乱している「ミモザ」は「フサアカシア」のことで、正式名は「アカシア・デアルバタ」といいます。

 このアカシア属って世界に1300種以上もあるそうです。