早春にいろいろ咲いているのがアブラナ科です。

 近所の河川敷にはハマダイコンがあちこち咲き出しました。

 そしてちょっと気になるのがコレです。

 

 

「キバナスズシロ」です。 漢字では「黄花蘿蔔」です。

 別名は、こっちの方が有名ですが、「ルッコラ」とか「ルーコラ」です。

他に「ロケット」「ロケットサラダ」「エルーカ」などもあります。

 

 

 アブラナ科、キバナスズシロ属の1年草です。

 生まれ故郷は地中海沿岸地域~西アジアにかけてです。

 

 

 まあ、この葉っばを「ロッコラ」(イタリア語)としてサラダでいただきます。パスタ、ピザ、肉、魚料理のツマとしても利用されるものです。

 でも今回は、葉ではなく花をアップしています。

 

 

 漢字の「黄花蘿蔔」って難しい。読めないし、これがこのルッコラなんて全然わかりません。

 

 

 和名は葉っぱが大根に似ているのと、花が薄黄色で付きました。でも、ダイコンをスズシロというのは七草での呼び方なので・・これは何か特別の理由がありそうですが・・まだ分かりません。

 

 

 その葉っぱにはちょっと厚みがあって、ピリッとした辛味もあります。

 茎は直立して20~50cmくらいです。

 

 

 葉っぱは互生してついて、波打っています。

 上についている葉っぱが小さくて基部では茎を抱くように付きます。

 

 

 そして花です。

 花は萼片が4、花びらが4、雄しべは6、雌しべ1のアブラナ科特有の作りです。

 

 

 細長くて先が幅広いカタチも面白いですけど、花びらにある筋模様がいいんです。

 まさに葉脈です。

 

 

 いつもこの葉脈を見ると、人の指紋のように、植物の個体ごとにみんな違うのかしら・・って思います。

 

 

 ナノハナの時にも書いたのですが、これも雄しべが6つです。

 8本あったのが6本になった・・らしい。

 

 

 

 花びらの基に雄しべ、雌しべが少し出ていました。

 

 

 萼片と雄しべです。

 

 

 

 

 萼片を撮ってみました。

 

 

 雄しべと雌しべです。

 

 

 菜の花の時には長いのが4本、ちょっと短いのが2本とわかりましたが、これは長短の差がありませんでした。

 

 

 雄しべと雌しべです。