本来の花の時期としては4月頃から、初夏がメインの花期ですが、日当りの良い所はもう咲き出しました。

 早く咲いていると、本来の時期ではなくても、ついつい撮ってしまいます。

 

 

 「シャリンバイ」です。  漢字は「車輪梅」です。

 バラ科 シャリンバイ属の常緑低木です。

 

 

 海の近くで、潮騒を聞きながら育つのが好きなようです。

 なので臨海公園に多く植えられています。また大気汚染などにも丈夫なので道路脇、街路樹としても植えられています。 

 

 

 海の近くで、潮騒を聞きながら育つのが好きなようです。

 なので臨海公園に多く植えられています。また大気汚染などにも丈夫なので道路脇、街路樹としても植えられています。 

 

 

 生まれ故郷は東南アジアのようで 日本では東北地方の南部~沖縄で暮らしています。

 

 

 葉っぱは枝先に互生しますが、くっついているように近いので輪生しているように見えて これが名前の謂れです。

 

 

 葉っぱが丸くて低いのが マルバシャリンバイと言われます。

 

 葉っぱが細長いのもあって、タチシャリンバイといわれるそうですが、マルバシャリンバイの原種とも書かれています。

 

 

 そして樹皮や材に含まれるタンニンを 大島紬の染色に使うようです。

 花は白が基本ですが 園芸品種には淡紅色のもあります。

 

 

 花は萼片が5つ、花びらも5つですが、細かくは「ベニバナシャリンバイ」とか、

 「マルバシャリンバイ」「ヒメシャリンバイ」、小笠原特産の「シマシャリンバイ」などがあります。

 

 

 

 雄しべは20本 葯は黄色ですが次第に紅色に変わっていきます。

 雌しべは2つです。

 

 

 出来る果実は1cm前後のナシ状果です。

 

 

 どうもこの果実は青臭くて、人にも、なにより鳥にも人気がないそうです。