年明け早々、早咲きって言うのかどうかは分かりませんが、真っ先に咲く梅が咲き出していて、また、ソシンロウバイも日当りのよいところでは咲いているし・・

 

 

 そういえば、昨年の晩秋から初冬にかけての定番の桜をブログに載せなかったのを思い出しました。

 写真はいつもの場所で撮っていましたが・・・

 特に、毎年12月の初め頃に楽しみにしている「ヒマラヤザクラ」はあまりよい状態ではありませんでした。

 

 

 なので、今回は秋から初冬に咲くサクラを一つです。

 「フユザクラ」です。 漢字ではもちろん「冬桜」です。

 なんとも素っ気ない感じの名前ですけど・・。

 

 

 バラ科、サクラ属の落葉小高木です。

 別名が「コバザクラ(小葉桜)」です。

 フユザクラっていうと個別の種類のサクラを指すことと、冬に咲くサクラの総称としても使われるので、ちょっとややこしいです。

 で、まず個別のサクラとしてのフユザクラです。

 

 

 「ヤマザクラ」と「マメザクラ」の自然交配種らしい・・という説があります。その子孫が伊豆半島とか房総半島に自生しているのがあるとか・・。

 

 

 しかし、森林総合研究所の資料では「オオシマザクラ」と「マメザクラ」の交配種とされています。

 

 

 このサクラ、11~12月と4月の年2回咲きますが、1~3月も少しずつ咲きます。ということは11月~4月まで、つまり半年間咲いているってことです。

 このフユザクラも、株にできる花芽の1/3が冬に咲いて、2/3は4月に咲きます。

 

 

 昨日、一昨日のサクラは八重咲ではたが、コレは一重で、もちろん花びらは5つ。花柄が短くて寒気が強いと枝に張り付くように付くそうです。

 そして、この時期に咲いても果実をつけることは出来ないのです。4月に咲く時は果実が出来るのですが・・・・。

 出来る果実は核果です。球形で黒く熟します。

 

 冬の花は葉がありませんが、春に咲く時には葉と花が同時期に展開します。

 

 

 自分でもゴチャゴチャですけど、いわゆる「冬桜」として呼ばれているものが他にもあります。

例えば、

①「シキザクラ(四季桜)」です。エドヒガンとマメザクラの交雑種、園芸品種です。花は一重の薄紅色。

 

 

②「カンザクラ(寒桜)」です。 カンヒザクラとオオシマザクラとの交雑種とされ、1月頃から咲き始めます。この仲間は有名なのが多く、「河津桜」「熱海桜」「修善寺桜」などがあります

 

 

③「フダンザクラ(不断桜)」です。ヤマザクラとオオシマザクラの栽培品種です。原木は三重県の鈴鹿市にあって天然記念物だそうです。

 

 

 他にも八重の「コブクザクラ」などや、「シキザクラ」と呼ばれるのもあります。

 

 で、本当の謎は・・「なぜ、秋~冬に咲くのか?ということです」

 ヒマラヤなどの本当の生まれ故郷などの資料も必要のようです。

 資料を見ないで、これをキチンと説明できるようになるのが目標です。