去年くらいから、秋に道端やほったらかしの空き地などで、生き生きとしているのが何種類かあって気になっていました。
そのひとつです。
「クワクサ」です。 漢字では「桑草」です。
葉っぱが桑の葉に似ているからでしょう。
クワ科、クワクサ属の1年草です。
本州~九州・沖縄まで、そこら中で陣地をもっています。
日本以外では、朝鮮半島や中国、台湾、東南アジアにも暮らしています。
でも調べると、このクワクサ属って世界中では、たった3種類しかないそうです。
なので、種としては超少数派です。
「マダガスカル島のクワクサ」、「セイバンクワクサ」とこれ・・のみです。
茎にも葉っぱにも細かい毛と腺毛があります。
葉っぱは互生して付き卵形です。葉先が尖り、縁には鈍鋸歯があります。
葉の形はいろいろあるようですが、柄の所の形が直線状になっているのも特長のようです。
このモジャモジャというか丸っこく集まっているのが花ですが、でも雄花と雌花があるって、後で分かりました。
雄花は萼片が4つ、花びらが4つになって、雄しべが4つ、その葯は白です。
雌花も萼片が4つ、花びらが4つですが、図鑑によると、雌しべが紅紫色の花柱で花びらのすき間から出ている・・。
花には雄花と雌花がまじりあうように集まり、上の写真のようになっていました。
もと花のアップを観察したくて、任意同行を依頼しました。
これは雌花のようですが・・・自信はありません。
出来る果実は3つの稜のある痩果です。
図鑑の解説では果実が熟して種子が破裂するように出るのも面白そうです。