近くの桜が綺麗に咲く公園の一角に誰かが植えたらしいのですが・・・
そしてちょっと離れた花壇にもありました。
トウガラシなんですけど・・・
名前を調べたら、なんと「観賞用トウガラシ」ってなっていました。
なんでわざわざ「鑑賞用」なんてつくのか・・?
そしたら、この唐辛子は鑑賞用なので、食用にはならないそうです。
別名が「ゴショク・トウガラシ(五色唐辛子)」です。 こっちの方がスッキリします。
もともとの故郷は熱帯アメリカだそうです。
ナス科、トウガラシ属の1年草、多年草、常緑低木といろいろです。
果実の色が結構ビビッドで、赤はもちろん、黄色、オレンジ色、紫色と黒まであります。
果実も葉っぱも最初は緑色ですが、これが七変化します。
赤~黄色・紫など様々な色に変化します。
実の形も丸形から円錐状のものなどがあります。
もちろんそれぞれいろいろな品種名があります。
「ブラックパール」とか「パープルフラッシュ」などありました。
日本で栽培されるトウガラシの大半はカプシカム・アンヌム種というのを元に改良されたものだそうで。
そのアンヌム種は北アメリカ南部、南アメリカ北部に分布するトウガラシの原種で、世界で最も広く栽培されているトウガラシの一つとありました。
シシトウやタカノツメ、パプリカなども、実はこのアンヌム種の変種や改良品種です。
日本にやって来たのはいろんな説があるそうですが、1542年にポルトガルから伝わり、当初は食用ではなく、観賞用や毒薬、霜やけ止めの薬として用いられていたようです。
そして観賞用トウガラシの栽培が始まったのは江戸時代とされています。
花は5~6枚の花弁を持つ星形です。 ナス科の花らしい花です。
花色は白もあるそうですが、今回のは紫色でした。 これは品種により異なるようです。
ナス科の植物は有毒のものが多く、安易に食べてはダメ・・ってありました。