山野草ですが、意外もある所には普通にあるので、絶滅とか自生地の消滅・・といった心配はあまりないようです。 でもいつ、人気が出て、無くなる危険もありますが・・・

この花は小さいのですが、名前は有名です。

 

 

 「マイヅルソウ」です。 漢字では「舞鶴草」です。 

 キジカクシ科、マイヅルソウ属の多年草です。

 

 

 生まれ故郷はすごく広くて、こんなに広いってどういう意味でしょう。

 図鑑ではユーラシア大陸の東北部~北米の北西部・・ロシアの東部、日本、朝鮮半島、アラスカ、アリューシャン列島、オレゴン~カリフォルニア・・とか。

 日本では北海道~九州の山地や亜高山です。

 

 

 根茎をのばして繁殖するそうです。ユキザサにも似た感じですが、葉っぱの基部が深く切れ込んでハート形になっているのがユキザサと違う点です。

 

 

 何と言っても特徴は葉っぱです。ハート形でこの模様が家紋の舞鶴紋に似ているので付いた名前です。でも、この2枚の葉を広げて花を咲かせる姿を、ツルの舞う姿に例えたようです。

 

 

 花は小さい一つ一つが20個くらい集まっています。

 4枚の花びらが反り返り、雄しべは4本、雌しべは1本。

 

 

 果実は球形で液果、赤く熟します。まあ、花の可愛さはありますけど、ツルになるとは・・。