台風による大雨で河川敷が氾濫しました。
 改修工事が続けられていましたが、3年ぶりに散歩できるようになりました。

 ここには、ヤナギ、ノバラなどとともにコレもあります。

 

 

 

 「オニグルミ」です。  漢字では「鬼胡桃」です。

 クルミ科、クルミ属の落葉高木です。


 

 北は北海道、南は沖縄、つまり全国で暮らしています。

 さらにサハリンなどにもいるので、寒さにも暑さにも強いようです。

 そして茎先の葉が出ると同時に・・・なんか垂れていました。

 

 

  もう一か月くらい前から、まず「雄花」が咲いていました。

 

 

 雌雄同株で異花です。

 雄花序は10~20cmくらいあります。

 前年枝の葉腋から出て、垂れ下がります。

 

 

 すごい数の雄花が大群集のように・・密集しています。

 1つの花は凄く小さい花です。

 

 

 雄しべが12~20個くらい出来るそうです。

 

 

 そして、雌花は?

 ちょっと待ってみます・・・1週間、2週間、3週間・・・・

 そしてついに・・咲きました。

 

 

 雌花序は今年の枝咲きに上向きに出来ます。

 出来始めですが、待ちきれずにパチリです。

 7~10個くらい雌花が咲くとあります。

 

 

 花序は6~12cmくらいです。雄花序はは対称的です。

 

 

 雌花のつくりもよく分りませんが、何よりも目立つのが・・この赤いのです。
 

 

 これは雌しべです。

 雌しべの花柱が2裂して、柱頭が鮮やかな赤色です。

 

 

 雄性先熟なので、離れたところから風にのって花粉が飛んでくるのを待っています。

 「風媒花」とされていますが、この柱頭の赤さはなんの為でしょう。

 もしかすると、昆虫もかかわっているのかも・・なんて思います。

 

 

 柱頭の赤さの次は、子の細かい毛が密生している所です。

 

 

 

 そして、オニグルミというと、もうひとつ・・

 観察のし甲斐があります。

 

 

 まるで、アップリケがついているようですが・・。

 

 

 この葉痕は人気者です。


 

 できる果実は核果状の堅果です。

 あのクルミです。