この花も花壇より道端の方が多くなっているようです。

 よくある逃げたペットみたいなものでしょうか・・

 飽きられたのかも。

 

 

 シャボンソウです。  「サボン」といも云うです。

 図鑑では「サボン」かも。

 ても「シャボン」の方が庶民的?

 シャボン玉っていうし、シャボン玉ホリデーもあったし・・・

 

 

 ナデシコ科、サボンソウ属の多年草です。

もともとの生まれ故郷はヨーロッパの中央部から西アジアのようです。

それをもとに品種改良した園芸品種です。 

 

 

 名前の通り、根や茎、葉にサポニンを含みます。花にもあるそうで、このサポニンは泡立って、界面活性剤の役割があるらしく、昔から石鹸として洗濯に使われたそうです。

 日本に連れてこられたのは明治の頃だそうです。

 

 

 葉っぱは卵形から長楕円形で細長く先が尖ります。

 基部は少し茎を膜というか抱く感じです。

 

 

 花は普通は花びらが5つです。 この形、つい最近も見たような・・・

 もう忘れた。

 

 

 花柄は短くて少し毛もあります。

 花びらの先がやや凹んでいます。

 

 

 花序には花が3~7つくらい付きます。

 

 

 苞は披針形で先が尖り、少し毛もあります。

 

 

 花びらは平開~反り気味になって、雄しべや雌しべも外へ出ています。

 

 

 科捜研小屋でちょっと分解・・

 近所のは白花が多かったですが、赤いのもあります。

 

 

 

 

 この花もナデシコ科なので、副花冠のようなものがありました。

 これが鱗片のようで、線形です。

 

 

 雄しべは10本、雌しべは1つ。

 

 

 雌しべが下の写真のようになっています。

 詳しくはわかりません。

 

 

 

 雌しべの先が2つに裂けています。

 

 

 出来る果実は円柱状の蒴果です