山中の湿地、渓流の脇などで春に咲く花ですが、ミズバショウを見に行った時にその近くでよく咲いています。

 

 

 最近は水生植物園でもよく見られます。

 葉っぱに光沢があって印象的です。

 

 

 「エンコウソウ」です。  漢字では「猿猴草」です。

 

 

 キンポウゲ科、リュウキンカ属の多年草です。

 北海道~本州の山地の湿地や水辺で暮らしています。

 葉っぱもテカテカ・・やっぱりリュウキンカ属です。

 

 

 で、なんで「エンコウソウ」なのか・・それも「猿」です・・。

 これは知ってからよく覚えていられました。

 それは「茎が広がる様子を手長猿に見立てたから・」だそうです。

 手長猿です! 日本にいたの?   


 

 葉っぱは円心形~腎円形、250度くらいの扇形?。基部は心形です。

 

 

 葉には鋸歯があります。でも鋸歯の形はいろいろです。

 

 

 どうやら増えるのが果実だけでなく、花の後に花茎が倒れて、その節から根が出て新しい株になって仲間ができるようです。

 

 

花びらに葉脈のような筋で見えます。

 

 

 

 花びらは、これもキンポウゲ科らしく、萼片が花びらの役目をになっています。

 枚数は5つが一般的ですが、キンポウゲ科です。中には6とか7つもあります。

 

 

 雄しべ・・多数です。雌しべも10個くらいあります。

 出来る果実は袋果です。