これもご近所です。

 でも花壇には入れてもらえないようです。よく探してみたら、15か所の花壇では1か所だけでした。 これは道端です。

 

 まぁ、グランドカバーとして植えたのだと思いますが、なんか中途半端で淋しそう。

 

 「ヒメマツバボタン」です。 漢字では「姫松葉牡丹」です。

 

 

 スベリヒユ科、スベリヒユ属の1年草です。

 この故郷も・・名前は純和風ですが、生まれはアメリカ大陸、北米、南米だとか。

 別名は「ケツメクサ」。

 

 

 1954年、熊本県で最初に見つかったようです。そして1960年代から一気に各地へ。

 現在では主に関東以西で帰化状態になっているそうです。

 こんなに小さくてカワイイのですが、「生態系被害防止外来種リスト」に載っていて、その中の「重点対策外来種」になっています。

 

 

 地面に張り付くように広がります。

 茎がたくさん分かれて這うようになって・・

 葉っぱはあの兄貴分のマツバボタンの葉のようで分かりやすい。

 互生して棒状というか、でも肉厚タイプです。

 そして茎先に6~9つ、葉が輪生するように付きます。

 これも科捜研小屋に招待したいと思います。

 

 

 花びらの形も不規則な感じがします。

 雄しべの黄色が目立ちます。数が図鑑によってバラバラです。 だいたい5~12くらいが多いようですが、多いと37本というのもあります。

 そしたら雌しべも個体でいろいろのようです。柱頭も3~5、または6だとか・・。

 

 縁石の脇にありました。

 

 

 出来る果実は蓋果です。

 蓋果は複数の心皮からなり、熟すと横に裂け、上半分が蓋のようになっているもの。

 例はオオバコ属、スベリヒユ属、ネナシカズラ属、ルリハコベ属です。