外出自粛中なので、近所で・・今回はいつもの河原へ。

 

 

 今元気なのはコレ、ギシギシです。そして、昆虫たち。

 

 「ギシギシ」と昆虫です。

 ギシギシは漢字で書くと「羊蹄」となりますが、これも考えても分かりません。絶対にギシギシなんて読めないし、思いつくのは北海道の名山「羊蹄山」です。

 そしたら、これは中国での名前で、これを生薬として「ヨウテイ」というそうです。

 タデ科、スイバ属の多年草です。

 

 

 日本全国はもとより、朝鮮半島、中国、樺太、千島、樺太で暮らしていますし、標高でも1000mくらいまでは上れるそうです。もっぱら、荒れ地や河原で見ますが・・。

 地方名もたくさん・・「ウマスカンポ」、「ウマスイバ」、「イチシ」、「シブクサ」、「クシシーシー」、「オカジュンサイ」、「オスシグサ」、「ウマスカナ」、「ウマズイコ」、「ウマノスカンコ」・・・ウシやウマにかかわる名前が多いようです。中国では「ヒツジ」だったようです。

 

 

 羊蹄(ヨウテイ)は字のごとく、羊の蹄です。葉っぱの形が蹄に似ているからだそうです。

どこが?って思いますが、羊の蹄の形も知らないので仕方ない・・。

 

 草丈は50~130cmくらいで、根が黄色くて太い・・。 引き抜きたいのですが、これがちょっとの力ではとても抜けません・・。

 

 

 

 

 

 茎はまっすぐに立って、葉っぱは根際から束生します。この下の葉は10~25cmになって長い柄があります。また、基部がハート形で丸みがあり、上につく葉は柄がなくて幅も狭くなっています。

 この葉、ギシギシ、スイバなどスイバ属の見分けポイントにもなりますが、やっぱり今年も難しいです。

 

 

 

 

 花は円錐花序、とにかく小さい花をたくさんつけています。この花に出来る果実は1株で1万粒もあるそうです。

 花には花びらがなく、萼片で6つ、それが2つに並んでいます。雄しべが6つ、雌しべが1つ。

 でも図鑑には、花は両性花と雌花をつける。・・と書いてあります。見てもよくわかりません。

そして、花の後に内花被片が果実時に大きくなって果実を包む込みます。

 

 

 

 

 

 このスイバ属は世界に200種ほどあり、日本には帰化種も含めて18種あるそうです。

「ギシギシ」、「スイバ」、「ヒメスイバ」、「タカネスイバ」、「ヌマダイオウ」、「カギミギシギシ」、「アレチギシギシ」、「ナガバギシギシ」、「コギシギシ」、「カラフトノダイオウ」、「ノダイオウ」、「マダイオウ(日本固有種)」、「エゾノギシギシ」などです。多くてさっぱり分かりませんけど。

 

 群生していますが、道沿いに並んでもいます。

 その中に・・

 なんか見たことがあるような・・イモムシみたい・・「えぇぇぇと・・」

 

 (20分経ったあとに思い出した)  「テントウムシの幼虫!」です。

 

 その近くになんか茎が黒っぽいのが何本かありました。

 近づいて見ます。

 

 

 虫嫌いな方は見ないで・・って もう遅い。

 

 スイバと見比べていても、よくごちゃごちゃになります。

 この仲間もいろいろあって、世界に広く生きています。

 「ヒメスイバ」、「タカネスイバ」、「ヌマダイオウ」、「カギミギシギシ」、「アレチギシギシ」、

「ナカバギシギシ」、「コギシギシ」、「カラフトノダイオウ」、「マダイオウ」、「エゾノギシギシ」

など・・でもさっぱりです。