この花の仲間は里山、野原、林縁に咲いてますし、人気もありありです。
 最近は鉢植えで庭で咲かせているのも見ます・・。
 これはその高山型と言われるものです。
 でも区別する必要は疑問というか、ないらしいのです。
 
 
 「ミヤマダイモンジソウ」です。 漢字では「深山大文字草」です。
 ユキノシタ科、ユキノシタ属の多年草です。
 
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 ※東北の山の登山道の脇で咲いていました。
 北海道~本州の中部以北の山地、高山帯の岩陰、斜面の草地に生きています。
 
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  母種はみんなお馴染みの「ダイモンジソウ」です。
  日本の北海道~九州、さらに東北アジアで暮らしています。
 
 根生葉はほぼ円形に近く、基部は心形です。縁は掌状に浅くされています。
粗鋸歯があり、葉柄が0.5~4cmです。
 
 
 花茎は2~20cmで、花は左右相称です。とにかく、下の2枚が長くて大きいので、「大」の字に見えるからこの名前で、超シンプルな名づけです。
 雄しべが10本あります。葯の色も特徴あるようです。
 
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  花びらに鋸歯のようなものがあるのを「キレベンダイモンジソウ」というそうです。
 また、花びらが赤いのを「アカベンダイモンジソウ」というそうです。
 
 
 こういう変種を「日本固有種」として分けているものと、里のダイモンジソウと植物学的には同じで区別する必要はない・・とする図鑑もあります。
 
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  でも、一般的には、ミヤマダイモンジソウは花数が少ない、根生葉に毛がほとんどない、葉の付方や切れ込みなども違う・・というのが違いとしているのが多いようです。
 
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