里ではサクラが終わり、ツツジが盛り、街路樹はハナミズキ・・それでもバラ科のよく似た花がたくさん咲いてくれて、またまた悩ませてくれます。
 
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 サクラが咲いたら、春を感じるのは多くの方に共通することですが、それとは別に個々人で自分の春を感じる花があると思います・・そんなひとつですね。これは。
 
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 「ハナカイドウ」です。 漢字は「花海棠」です。
 バラ科、リンゴ属の落葉小高木です。
 生まれ故郷は中国です。
 
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 別名が「カイドウ(海棠)」とか「スイシカイドウ(垂絲海棠)」「ナンキンカイドウ(南京海棠)です。日本には江戸時代に連れて来られました。
 
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 そもそも・・「棠」といのは「梨」のことだそうです。リンゴ科でナシ・・混乱しそうなのをこらえて・・リンゴ属なので、果実はリンゴに似ている小さい赤い実で、もちろん食べられます・・でも花で、雄しべが退化しているのが多いらしく、結実するのは少ないらしいです
 
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 葉っパは互生してついて、3~8cmくらいの楕円形~卵形です。葉はちょっと硬めで光沢のある葉で鋸歯があります。
 そして花ですが短枝の先に4~6個の花が咲きます。
 花びらには一重と半八重があります。一重には花びらが5~10枚あり、花柄が3~6cmです。雄しべは長さがバラバラですが25本、雌しべの花柱は4~5つ。
 
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 とにかく栽培の歴史も長く、種類もたくさんあるそうで、奥が深い樹、花です。
 図鑑にあるのだけでも「ヤエカイドウ」「オオヤエカイドウ」「シダレカイドウ」「ミツバカイドウ」「ウケザキカイドウ」などがあるそうです。
 
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 近縁種には「実海棠」とか「野海棠」とか、ウメみたいなのもあるそうで・・
花弁の色がツボミの時がピンク色で開花すると少し薄くなり、時間がたつと白くなるそうです。
 
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 「サクラの後に咲く薄紅色の花の美しさは楊貴妃が眠る姿に例えられて、このカイドウは美しいものの代名詞になった」そうです。

 なので、周りの人に「ハナカイドウのような人ですねぇ」っていう事にしました。