毎年毎年、近所のところどころで花が咲きます・・。
 でも冬本番になって咲くのがどうも、納得感がないというか・・花のイメージが夏って感じなんです。
 でも晩秋に「ライオンズテール(カエンキセワタ)」がありましたけど・・
 
 アロエです。
 
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 「キダチアロエ」です。 漢字では「木立ちアロエ」です。
 ススキノキ科、アロエ属の多肉植物です。この総称として「アロエ」といいますが、この仲間は500種もあるそうです。
 
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 主な故郷は南アフリカ~アラビア半島にかけてです。特に、マダガスカルとかアフリカ南部に多く暮らしているようです。
 でも意外なことに、日本には鎌倉時代にはやって来ていたようです。また、九州や瀬戸内、伊豆半島や房総半島では帰化しているようです。
 
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 アロエの種類が多いのですが、日本では、主には
①この「キダチアロエ」で、鑑賞用・食用として栽培されています。茎が立ち、成長すると多く分枝します。今、冬に赤橙色の花を咲かせます。花は筒状花です。葉の内部はゼリー状で胃薬や火傷の時に塗布します。そして、ワシントン条約の対象です。
葉は剣状多肉質ですが、縁に三角形の鋭いトゲがあります。
 
 
 花筒の長いこと・・。4cm以上あります。
 花冠の先から少し、雄しべが出ていました。
 
 
②もうひとつ、「アロエベラ」です。これは主に食用として栽培されています。スマートなバナナのような形の黄色い花で、食用としてはヨーグルトに入れて食べるのが多いです。アロエベラだけは唯一、ワシントン条約の例外です。
 
 
 上の写真は外花被片らしき3枚を外したところです。
 下は内花被片の3つも外しました。
 
 
 雄しべと雌しべの全体が見たくて花びらを取りましたが、予想通りに長い長い、雄しべと雌しべがありました。
 花びらは6枚で、雄しべが6本、雌しべ1本です。
 
 
 雌しべはちょっと短くなっています。
 
 
 この花弁の基がカールしてカップ型になっていてここに蜜を貯めるています。
 ちょっと味わってみると・・・「甘ぁぁぁぁい」んです。
 
 鳥、特にメジロがやってくるのを待っているそうです。
 
 雄しべの1つ、約が大きく目立ちます。
 
 雌しべの全体・・です。
 柱頭は尖った感じです。
 
 
 雄しべの葯をアップしました。
 
 
 子房をカットしてみました。