おはようございます。
 今日、22日は「冬至」です。
 日中の時間が一年で一番短いのですが、自分的にはそれなら「大晦日」じゃん。
 そして、明日から日が長くなるので、「新年」がいい・・って毎年思っています。
 
 カボスを見つけて書きました。 そしたら不思議なもので、柑橘類がけっこう植えられているのに出会い、スダチ、ユズ、キンカン、タチバナ・・などがありました。
 今回は、ご近所で多く見られる柑橘の本命たち・・です。
 まず・・
 
 「ダイダイ」です。 漢字では「橙」です。
 ミカン科、ミカン属の常緑小高木です。
 故郷はインド・ヒマラヤ地方のようです。
 別名が「ビター・オレンジ」というそうです。
 
イメージ 1
 
 やっぱり枝にはトゲがあります。葉柄に翼のようなものがあり、葉との間にくびれ状になっています。
 この樹ももちろんメインはこの果実です。でも、酸味や苦味が強くて生食には適さないですね。なので、食べようとするには、「マーマレード」が多いようです。でも、他に「調味料」や「漢方」の材料としての用途が多いようです。
 果汁が「ポン酢」の材料になるのは知られています。また、果実の皮を干した橙皮(とうひ)は去痰、健胃になり、未熟果を乾燥させたものは枳実(きじつ)で、これも芳香性苦味健胃や去痰、排膿などに効果があるそうです。
 他にも精油を香水、化粧品、食品、アロマテラピー、オレンジ油、・・・花から採れる油もあります。
 
イメージ 2
 
 でも、何と言っても縁起ものとして重宝されて来ました。
 果実が年を越しても枝から落ちないのです。根性のあるヤツは2~3年も枝についているそうです。これから「代々」と呼ばれたりします。
 もっとスゴイのが、果実が春になるとまた緑色になるのです。これで「回青橙」と言われます。
 
イメージ 3
 
 決定的なのが、初夏に花が咲いて、冬に果実が黄色く熟します。この色が「橙色」です。日本の伝統色、和の色は1000色以上もあるそうです。そしてその多くが植物に関係のある色も多いのですが、このダイダイ色もそのひとつです。
 

 これは柑橘類の代表です。横綱、家にもあります。

 「ナツミカン」です。 漢字では「夏蜜柑」です。

 ミカン科、ミカン属の常緑小高木です。

 

 

 でも、このナツミカンの故郷が分かりません・・ちょっと図鑑にも載ってないし・・

 この歴史は・・「1700年頃、山口県長門市青海島の大日比海岸に流れ着いた、文旦系らしい実から採ったタネを『西本於長』さんという女性が蒔いたのが始まり」だそうです。この原木は昭和の初めに史跡名勝の天然記念物になっています。この原木の根を接ぎ木して残っているとか・・

 で、ここまでの話はいいのですが、じゃあ、対馬海流に乗って、どこからやって来たのでしょう・・。答をご存知の方は是非、教えてください。

 

イメージ 1

 

 そして、昭和の初めに大分の栽培夏ミカンに枝変わり種、甘夏ミカンが発見されたのだそうです。これは突然変異で生まれたものです。そして、昭和40年頃からナツミカンからアマナツミカンへの切り替えが進んだのだそうです。

 

イメージ 2

 

 ところで、ナツミカン、正式の和名は「ナツダイダイ」というそうです。つまり「夏代々」です。でも、明治の頃に「夏みかん」として売り出すことになりました。

 何故、「夏代々」から変わったのかが面白い話です。大阪商人が考えたようですが、関西では中風のことを「よよ」と言うそうです。夏代々の代々が「よよ」と読めるので、これでは名前が悪いというので変えたんだとか・・。

 

イメージ 3

 

 葉っぱは対生して葉は楕円形状の披針形です。革質で低鈍鋸歯があります。葉柄に低い翼があります。毎年忘れているのですが、今年はバッチリ撮りました。

 

 

 この翼のことを「翼葉」と書かれているのもありますが、よく分かりません。

 柑橘類の葉に多いようですが、温州みかんには無いそうです。

 

 

 柑橘類の多くの葉の葉柄についている形です。

 様々な形状があるようです。

 でも、これが出来ないのもあり、資料では温州みかん、キンカン、アマナツなどにはないそうです。

 また、レモンにはあるものとないものがあるそうです。