これは柑橘類の代表です。横綱、家にもあります。
「ナツミカン」です。 漢字では「夏蜜柑」です。
ミカン科、ミカン属の常緑小高木です。
でも、このナツミカンの故郷が分かりません・・ちょっと図鑑にも載ってないし・・
この歴史は・・「1700年頃、山口県長門市青海島の大日比海岸に流れ着いた、文旦系らしい実から採ったタネを『西本於長』さんという女性が蒔いたのが始まり」だそうです。この原木は昭和の初めに史跡名勝の天然記念物になっています。この原木の根を接ぎ木して残っているとか・・
で、ここまでの話はいいのですが、じゃあ、対馬海流に乗って、どこからやって来たのでしょう・・。答をご存知の方は是非、教えてください。
そして、昭和の初めに大分の栽培夏ミカンに枝変わり種、甘夏ミカンが発見されたのだそうです。これは突然変異で生まれたものです。そして、昭和40年頃からナツミカンからアマナツミカンへの切り替えが進んだのだそうです。
ところで、ナツミカン、正式の和名は「ナツダイダイ」というそうです。つまり「夏代々」です。でも、明治の頃に「夏みかん」として売り出すことになりました。
何故、「夏代々」から変わったのかが面白い話です。大阪商人が考えたようですが、関西では中風のことを「よよ」と言うそうです。夏代々の代々が「よよ」と読めるので、これでは名前が悪いというので変えたんだとか・・。
葉っぱは対生して葉は楕円形状の披針形です。革質で低鈍鋸歯があります。葉柄に低い翼があります。毎年忘れているのですが、今年はバッチリ撮りました。
この翼のことを「翼葉」と書かれているのもありますが、よく分かりません。
柑橘類の葉に多いようですが、温州みかんには無いそうです。
柑橘類の多くの葉の葉柄についている形です。
様々な形状があるようです。
でも、これが出来ないのもあり、資料では温州みかん、キンカン、アマナツなどにはないそうです。
また、レモンにはあるものとないものがあるそうです。