この花、サルビアなんですけど、もっぱらその色の鮮烈さでアピールしているので、鑑賞用ですね。でも花壇から逃げたしたヤツです。
 「メドーセージ」です。 漢字では・・ありません。
 シソ科、アキギリ属の常緑小低木です。多年草としている図鑑もあります。
 故郷はやはり南米のアルゼンチンの北部だそうです。
イメージ 1
 メドーセージっていうのは日本での流通名だそうです。本名は?、サルビア・プラテンシスのようです。サルビア・ガラニチカのこともメドーセージっていっているようで・・ちょっと混乱しているみたいだけど、こっちもわかっていないので大丈夫です。
 シソ科なので茎は四角形で腺毛が密生しています。茎先に25cmにもなる穂状花序を付けます。
 葉っぱは対生について、卵形で先が尖ります。全縁です。茎の下に付く葉っぱは5~6cmくらいの葉柄があります。
イメージ 2

 何と言ってもこの濃紫色の唇形花です。みんな同じ方向を向いているのが多いのです・・なんで同じ方向なの?・・シソ科でもオドリコソウのように四方八方に向いているのもたくさんありますが・・。
 
イメージ 3

 上唇が大きくてフード形になっています。下唇は小さいです。 そしてこの花をよく引き立てているのが萼片です。黒の濃淡はありますが、渋く先が2裂しています。その下側がさらに浅く2裂しているのです。
 
イメージ 4

 雄しべは2本でその花糸は白、葯は青紫です。でも雄しべは上唇に包まれていて外側からは見えません。
 雌しべは1本で花柱は白~青紫で、柱頭は青紫で2裂しています。そして、上唇から雌しべの柱頭が長く突き出ています。

イメージ 5

 やっぱり、このカタチ・・アキギリの形です。私はエイリアンが口を開けているのを思い出しています。