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樋口一葉は誰でも知っていますね。

でも、なんで「一葉」か。

「一葉」は雅号で、戸籍名は奈津です。

いや、知識人、文化人はすごいですよね。

貧乏でお足が無いということにひっかけて
達磨大師の故事を描いた「芦葉達磨」の
中から「一葉」をとったんですね。

その故事とは、6世紀の初めインドの高僧で
あった達磨が梁の武帝を訪ね禅宗を伝え
ようとしたが、ものの教えの通じないことを
悟って一本の芦に乗り、長江を渡って魏へ
去ったというもの。

これを絵画にしたものが「芦葉達磨」で、禅宗が
広まる中で、中国、日本で多く描かれたんです。

当然、雪舟も「芦葉達磨図」を描いているんですが
現在東京国立博物館にあるものは模本なんです。

では、その原画はどこに?ってことになりますね。

芦葉達磨図


解答はこちら。

雪舟の若き日の真筆、米で発見…5月東京公開へ

室町時代の禅僧画家、雪舟が
若い頃に名乗ったとされる
「拙宗せっしゅう」の雅号の
水墨画で、長く所在不明と
なっていた「芦葉達磨図」が
米国の美術館で見つかり、
5月26日から7月10日まで、
東京・南青山の根津美術館で
公開されることになった


見つかって、日本で観ることが
できるというのは素晴らしいん
ですが。

こうした話を聞くたびに、なんで
外国人のほうが日本の文化の
価値がわかっているんだろうかと。

江戸後期から明治、大正と、馬鹿な
日本人が大切な日本の文化財を
外国人に売り飛ばしてしまった訳
ですが。

逆に、売っていなかったらちゃんと
保存されていたかという恐れは
大いにあるわけです。

ま、とりあえず、保存されていて
よかったということにしましょう。o(^-^)o