Yahoo!辞書にも載っている
「ググる」。

インターネットの検索サイト
としての「Google」。

 私も今は情報収集には
お世話になりっぱなし。

 ありがとうございますm(_ _ )m


ところで、このGoogle、
スタンフォード大の博士課程だった
ラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンが
1998年に10万ドルの資金
援助を受けて、自分たちの研究
成果の検索エンジンをもとに
開業したもの。

 使いやすい、独自の検索方式で
あれよあれよと、広告収入を
伸ばして、2008年には220億ドル。

なんと2兆円ですよ(  ゚ ▽ ゚ ;)

 で、このグーグルは明らかに
ネットの世界の覇者を狙って、
メールやOS(Google Chrome OS)
提供などマイクロソフトと
激しく争っています。

 世の中の話題になった
2004年発表のGoogle Earthや、
YouTubeの買収など、明らかに
マイクロソフトがPCという世界に
縛られているのに対し、のびのび
とネットの世界の各種のサービス、
アプリケーションなどユーザよりの
展開でMSに比べれば好感度は
ずっと上。

 ところが、ストリートビューあたり
から、個人のプライバシーへの
配慮のなさとか、グーグルの
気に入らないものは検索をはずす
(Google八分)なんてことも。

さてと、ようやく、今日の本題です。

この記事。

書籍デジタル化:グーグル問題 仏地裁、グーグルに賠償命令 「権利の侵害」と認定

米インターネット検索大手グーグルが
める書籍の電子化は著作権の侵害など
としてフランスの出版社などが起こした
損害賠償請求訴訟で、パリの地方裁判所は
18日、グーグル側に権利者の許諾のない
電子化の中止と30万ユーロ(約3900万円)の
損害賠償支払いを命じた。

実は数年前から、大学図書館などの
蔵書をデジタル化して中身検索もできる
「ブック検索」サービスをしていたん
です。

 2004年12月に始まった
Library Projectは、本来絶版となった
著作権物をスキャンし、Googleの検索
エンジンデータベースに登録する
というものでしたけど。

 ところが、いつの間にか
Publisher Programという形で
著作権があるものまで、
電子化し、一部または全文も有料で
提供するサービスに変貌。

 基本的には米国内の図書館の
著作物の電子化ということで、
米国政府にグーグルが認可を
申請。

 米国内では、グーグルが著作権者と
折半でユーザから徴収した著作権料を
折半する和解案で決着。

 各国が所有する著作権については
今年の5月5日までに米連邦地裁に
異議申し立てをすることとなっていました。

日本については、日本政府は腰が
重かったんですけど、出版社の集まりの
「出版流通対策協議会」、作家団体の
日本ペンクラブ、日本文芸家協会などが
異議申し立て。

 その結果、グーグル社と米作家団体などの
和解修正案が11月13日、ニューヨーク
連邦地裁に提出されました。

 内容は、対象を米国、英国、カナダ、
豪州で発行した英語圏書籍に限ったことで、
翻訳書を除けば、大半の日本の書籍が
対象外となってひとまずめでたし
ということ?になっていました。

 今日の記事はさすがに、ヨーロッパ
という感じの動きですね。

 個人的には、著作権があったと
しても絶版になっているような
ものは電子化をするのが当然という
ような気がいたします。

 また、書物の形での出版だけ
でなく、世の中の動きは情報、
また流通のしやすさという観点から
ネット利用、電子化は必須の
流れです。

 書籍なりは、提供者だけでなく
読む者があって始めて成り立つ
もの。

 現在の大量な情報があふれる
なか、自分にとって必要、有益な
ものを検索によって手に入れらる
ということは重要なサービスです。

 著作権者にとっても、コピーを
心配するより、より多くの人に
提供する機会が増え、また
ちゃんとチェックすることにより、
確実に著作権料が徴収できる
ことが可能となると思います。

 今回のグーグルの動きの
中で、ネット社会における
著作権というものを、提供者側
読者側両方で議論すべきかと
思います。


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