福田首相のいかんともしがたい姿勢：薬害訴訟と独立行政法人

ちょっと久しぶりに政治について。

　昨日のテレビで薬害訴訟の原告団の涙と
渡辺行革担当大臣の記者団への報告を
続けてみて福田首相の一見、漂漂とした
スタイルが大人の落ち着きとみていたのが
全く変わりました。

政治決断重ねて要請　薬害肝炎訴訟　原告団　首相と面会できず

昨日、薬害肝炎訴訟の原告団が福田首相に
面会を求めに行きましたが、福田首相は
会わず大野官房副長官だけが対応。

　原告団は、１３日の大阪高裁の和解骨子案が
国側の主張に沿う形で正式回答されるのを受け
福田首相の政治決着を求めて面会に行ったん
です。

　舛添厚労相の謝罪もあり、期待を込めて面会を
求めに行ったんです。また、福田首相が官房長官の
際に、ハンセン氏病の控訴取り下げに積極的に
動いたこともあったんです。

　けれども、門前払いです。

夜のテレビでも、例の淡々とした調子で、記者に
質問に対して
　｢今日来たんですか？｣
と言った調子。

　何を考えているんだか、人間の気持ちがわかって
いないというだけですね。

　あの、顔を見るのが嫌になりました。国民のための
政治なんて一切考えていませんもの。

孤軍奮闘の行革相＝官邸も冷ややか－独法改革

昨日のテレビタックルで見ましたけど、
渡辺行革相は孤軍奮闘。各省庁はゼロ回答で
それぞれの担当大臣はまるで役人そのものの
言い方。

　福田首相は１０日の参院決算委員会で、」
　「本当に必要なものは残すが、それ以外はすべて
いろいろな形に変わってもらう」なんて言いましたが
口調も含めてやはり淡々と評論家の様。

　役人が自分の天下り組織を残そうとするのは
いわば本能です。

　渡辺行革相とともに動くとか、反対する大臣、次官
は更迭するぐらいのことを言わなければ行革なんて
できっこありません。

　福田首相のあの姿勢は大人の落ち着き、不言
実行タイプの現れではなく、単にやる気のなさを
示しているだけでした。

　もう、さっさと衆議院解散して民主党政権に
なって役人に刺激を与えたい。＼(*｀∧´)／