先日、野球を志すもの達のターニングポイントともいうべき
プロ野球ドラフト会議が行われました。
毎年その背景には様々なドラマが展開していますが
今年は夢を叶えた中央大学の鍬原選手に注目してみました。
彼は小学生のころ、両親の離婚のために妹と母親の三人で
暮らしていました。
家賃が月に4千円の貧しい環境ではありましたが、母親はいつも元気で
明るく、子供たちを育てていました。
そんながんばっている母親を見ているうちに、彼は将来プロ野球選手に
なって母親を楽にさせてあげる、という夢を持ったのでした。
母親の無償の愛
母親は常にすべての面で応援をしていましたが、彼が中学生になると
野球部では遠征試合が度々あり、ついにはそのための費用が払えなく
なってしまいました。
それでも何とかしようと、母親は驚きの行動をとったのです。
その驚きの行動とは親戚や知人の家をまわり、借りても返せないからと
頭を下げて募金のお願いをするというものでした。
子供のためなら親は何でもできると言いますが、
これはそうそうできることではありません。
それほど子供の夢を叶えたかったのでしょう。
夢を叶えることが親孝行
月日が経ち、彼もみるみる実力をつけ、名前も知れ渡るほどの
投手になっていましたが、そんなある日、自らの練習のし過ぎから
肘をこわしてしまいました。
しかし、大事にはいたらず治療をすれば完治する程度でしたので、
母親は安心しましたが、彼は治療費の負担もままならい母親に
これ以上迷惑をかけられないと野球を辞める覚悟をしたのです。
卒業したらすぐに働いて稼ぎたいと言い出した彼を引き留めようと
学校関係者が集まる中で、母親は「お金のことが理由で野球を
あきらめないで、あなたが夢を叶えることが私の夢なの」と
涙ながらに伝えます。
そしてその言葉を聞いた彼は「進学させてください」と答えたのでした。
母親想いのやさしい性格なのでしょう。
自分が夢を叶えることで、一緒に母親の夢も叶えることができるのなら、
と決心できたのではないでしょうか。
私の実体験から、人は悩みに悩んで答えを探しているうちに突然、
ひらめくことがあり、その直感を信じて人生を進むと楽になります。
人は人生の使命に気づいたときから大きな流れに乗ることができます。
あとはその流れに逆らわず身を任せていくことが必要です。
その後の彼は福井県の北陸高校に進学しエースとして活躍し
中央大でも速球派のピッチャーとして名が知れ渡りました。
そして、注目のドラフト会議では巨人の1位指名を受けて母親との夢を
叶えることができました。
一度はあきらめかけた夢をこうして叶えることができたのは、子供を信じ
子供の夢を叶えるために、自分はどんなことも受け入れることを
躊躇しない母親の愛の力がとても大きかったからだと私は思います。
また、子供のやる気を出させるには目の前の結果で判断するのではなく、
将来的な変化まで見通してあげることが必要です。そうすることで
子供は親が自分のことを理解してくれていると感じ取り、安心して
行動に移すことができるからです。
彼もまた母親の愛に感謝していました。これから出会う人達にも
感謝する気持ちを忘れなければ、また新しい夢を叶えることが
できると私は思います。
そして、これからの鍬原選手がどのように成長していくのか、
とても楽しみで、一人の注目する選手として個人的に応援したいと
思います。
この微妙なニュアンスわかってくれますか?
というのも私は広島カープファンだからです(笑)


















