群馬県桐生市にある齋藤機料店さんの上州座繰器です。

ここ数年、振り手部分の振り幅が狭まってきていました。

注文が忙しいことにかまけて騙しだまし使っておりました。最近はton-caraでの座繰りワークショップのために新しい座繰器を購入して使っています。その新しい座繰器と比べてみると、私のがガタついていることは明白。注文が落ち着いた昨年末に、重い腰をやっと上げてメンテナンスをお願いしました。齋藤さんもお忙しい中、3週間くらいで直してくださいました。

 

 

 

 

 

ヤマミチの部分が新しくなりました。すこぶる快調です。

この座繰器はいつから使っているのだろうと数えてみたら、ちょうど15年です。

毎日のように使ってこの丈夫さ、素晴らしいですね。

 

齋藤機料さんが上州座繰器を製造し始めたのは、群馬県で赤城の座繰り糸の繰糸技術や歴史が見直され始めた2000年の初め頃だったのではないかと思います。私もそんな中、座繰りに興味を抱いて群馬に移住した1人でした。私の座繰器は、最初に作ったロットではないらしいのですが、かなり初めの頃のものなのだそうです。この座繰器には、ずいぶんと無理もしてもらいました。また手元に戻ってきてくれて、仕事が出来てとても嬉しいです。