わたしが住んでいる安中市では3年前から『安中学』を開催しています。これは、市民に安中市の特性や魅力などをあらゆるテーマから再認識してもらうものだそうです。

 

令和元年のテーマは、安中市の絹産業遺産についてです。全4回の講座です。全て受講されるのがオススメですが、関心のある回だけ受講されるのも良いでしょう。参加費無料ですが、申込が必要です。

 

実は、第3回目(12月1日)の講座でわたくしが「座繰り」についてお話をさせていただくことになりました。各専門家の経歴に比べますと不安もございますが、機会をいただきましたので、魅せられてきた座繰りのことや当館の活動についてお話しをさせていただきます。ぜひ、お出かけください。

  • 対象 市民優先
  • 申込み 電話のみ対応、10/1(火)より受付開始
  • 問合せ  群馬県安中市教育部生涯学習課 027-382-1111(内線:2246)

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● 第1回:富岡製糸場と絹産業遺産群~ぐんまが育んできた世界遺産~

日時 11月9日(土) 13時30分~15時

会場・人数 松井田庁舎2階 大会議室60名

講師 結城雅則氏(富岡製糸場総合研究センター所長)

 

● 第2回:生糸製造過程の見学

日時 11月30日(土) 13時30分~14時30分

会場・人数 碓氷製糸株式会社30名

 

● 第3回:座繰りに魅せられて

日時 12月1日(日) 13時30分~15時

会場・人数 松井田庁舎2階 大会議室60名

講師 東宣江氏(上州安中座繰製糸所・蚕絲館主宰)

 

● 第4回:世界遺産と碓氷社

日時 12月7日(土) 13時30分~15時

会場・人数 松井田庁舎2階 大会議室60名

講師 松浦利隆氏(群馬県立女子大学群馬学センター教授)

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直近開催のワークショップへのお誘いと晩秋蚕の報告です。

ワークショップは、いずれも単日参加OKです。

ランチを頼みたい方は2日前にはお知らせください。

 

● 養蚕ワークショップ『繭かき』

開催日:2019年10月5日(土)・6日(日)

時間:両日ともに 9時〜16時

会場:蚕絲館

前回の繭かきの様子:ton-caraのブログより

 

●  生繭による座繰りワークショップ

開催日:2019年10月7日(月)・8日(火)

時間:両日ともに 10時〜16時

残席:10/7は2名、10/8は1名(10/2現在の状況)※10/2夕方現在、10/7は1名、10/8は1名になりました。

会場:ton-cara

生繰りワークショップの様子:ton-caraのブログより

 

=== 申込先 ===

くらし手仕事舎 ton-cara

 tel.027-368-2370 

mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

 

さてさて、久しぶりに当館の活動報告。

3年前からton-caraさんと組んで、当館が養蚕を行う春と晩秋にワークショップを同時開催しています。9月1日よりスタートした晩秋蚕。上の写真は卵から孵って14日目の蚕です。

 

 

 

 

 

これは、ワークショップ初回の風景。参加者さんと畑で桑を収穫しているところです。

 

 

 

 

 

それも、最後にはこの通り。右側は手前にある桑で隠れて見えませんが、奥も切っています。

 

 

 

 

 

たくさん食べて大きく成長しました。

 

 

 

 

 

そして、お蚕上げの日を無事に迎えました。

晴天に恵まれ、気温が上がりましたから蚕たちは気持ち良く仕事をしてくれました。

 

 

 

 

 

 

蚕が繭をつくっているところです。

今は吐糸作業も終盤で、このように自然光で透かして中の蚕の様子を見ようとしても繭層が厚くて見えません。耳を近づけると、かすかに音が聴こえるくらいです。

 

この繭を10月5日〜6日にかけて収穫し、7日〜8日には座繰りをします。上記でも告知しましたが、なかなか貴重な体験です。経験は問いません。ぜひご参加ください。

 

 

 

 

 

 

こちらは、おまけ写真。お蚕上げの日は忙しくて、当館のアイドル・こまちちゃんはかまってもらえず少し不満顔。蚕具を洗う容器にわざと入ってアピール中。こまちちゃんもお疲れさまでございました。

 

以前はこのブログに日常のことも綴っていましたが、最近はその役目をインスタグラムにしています。

ご興味ありましたら、そちらも見てください。

 

 

 

 

 

 

 

かなり久しぶりのブログ更新。

9月7日(土)に開催されたシルク・サミット in 前橋 vol.2 に行きました。

このサミットは2016年の初開催につづき2回目です。前回のサミットにも参加しましてブログを書きました。ご興味ありましたら「シルクサミット in 前橋にて その1」「シルクサミット in 前橋にて その2」へ。

 

さて、vol.2 のテーマは「スイス・イタリアと藩営前橋製糸所」。

藩営前橋製糸所は、官営富岡製糸場より2年早い明治3年に前橋藩の速水堅曹らを中心に創業した日本初の洋式器械製糸場です。この時に前橋藩は小規模工場向きのイタリア式の器械を採用しました。その助言を行ったのは、横浜在住でスイス領事のシーベル、技術指導をしたのはスイス人のミューラーでした。前橋とスイス、イタリアとは歴史的つながりがあるのですね。パネラーは速水堅曹研究会代表の速水美智子氏、東京大学大学院教授の鈴木淳氏、大阪芸術大学教授の石井元章氏、東京農工大学科学博物館特任助教・学芸員の齊藤有里加氏を迎え、コーディネーターは前橋学センター長の手島仁氏でした。

 

今シンポジウムの中に、官営富岡製糸場で採用されたフランス式抱合装置と藩営前橋製糸所で採用されたイタリア式抱合装置についての話がありました。この抱合装置は、製糸の歴史を少し勉強すれば直ぐに出てきます。これを取り上げるのは必然ではあるけれど、器械製糸を知らないと何のこと?というようなマニアックな内容です。けれど会場はほぼ満席でした。聴講した皆さんがここに熱い視線を向けているのであれば、すごい。製糸について群馬県内で面白い内容をぶつけてくれるのは前橋市だと、わたしは常にリスペクトしています。特に手島氏の話は面白いし、解説が丁寧でわかりやすいのです。今回も楽しみにしていたわけですが、実はこの大事な話をほぼ聞き逃してしまいました。遅れた理由は仕事なので仕方がないのですが。

 

わたしが会場入りしたのは、抱合装置の話のまとめの途中部分からでした。速水氏は、抱合装置の「共撚り=フランス式」、「ケンネル=イタリー式」と名称付けて分類し語られるのは日本国内だけではないかというお話をされていたように思います。速水氏が訪問したイタリアの博物館の写真を一部見ることができました。共撚りの変形型でユニークでした。その展示物からも、共撚りをフランス式と断定するのは違うのではとおっしゃっていたと記憶します。速水氏の報告後、各専門家の視点で話を深く掘り下げたり、拡げていったところは聴講できて面白かったです。

 

このユニークな展示があるのは、イタリアのAbegg Silk Civic Museumのようです。訪ねてみたい外国のシルクミュージアムが1つ増えました。このミュージアムの動画を見つけたので貼り付けます。

 

 

 

 

 

 

他、明治時代に出版された製糸書「伊国伝法製糸全」が紹介されました。製糸技術者の圓中文助がイタリアで学んだ技術を記した書籍で速水堅曹も係わっていました。この書では4つの抱合が紹介されており、その1つに共撚りの図があります。

 

 

 

 

後日の上毛新聞にサミットの記事がありました。『速水さんは生糸のまち前橋発信事業委員として昨年、イタリアで行った調査研究を発表した。国内では一般的に、富岡製糸場が導入した生糸の抱合装置を「フランス式」、前橋製糸所が採用した装置を「イタリア式」と呼んできたが、富岡の装置も北イタリアが発祥だと指摘した。』とのことです。最初から聴講できなかったことが本当に悔やまれました。

 

 

 

 

こちらは、葵町製糸場の繰糸器図面とその復元図です。この画像は東京新聞のウェブから拝借しました。

2017年に東京農工大科学博物館で、現在の東京・虎ノ門付近にあった葵町製糸場の図面が発見されました。わたしは同年11月の企画展に行っています。ご興味ありましたら「製糸関連の企画展2ヶ所」へ。

 

ミューラーは藩営前橋製糸所の指導後、築地の小野組製糸場、勧工寮赤坂葵町製糸場の指導をしました。この3つの製糸場の製糸器械は同型なのだとか。器械の配置などからもミューラーによるイタリア式の製糸場だということが判明しているようです。現在、図面から製糸場全体の仕組みや器械を解明しようと、同大の研究者や学生らが図面を読み解き、3Dデジタル化に挑戦しているそうです。今回は、その復元図の途中経過が発表され、大枠が動くところを見ることができました。

 

 

 

2020年9月は藩営前橋製糸所の創業から150周年にあたるそうです。このサミットはオリンピックの誘客も含めて調査や、関連資料をブックレットにしています。来年は製糸関連の大きな企画があると嬉しいです。サミットの最後に手島氏が建物の復元に触れていました。具体的な話ではなさそうですが、繰糸器械の3Dデジタル化だけでなく、建物が復元されるなら最高です。今後の動向にも目が離せません。

 

 

 

 

 

 

● 旧碓氷社本社事務所の建物公開 ●

日時:2019年7月28日(日)11時〜12時

場所:群馬県安中市原市2丁目(ホームセンター・セキチューの隣)

主催:磯部南京玉すだれ愛好会 / おこさまネットワーク

その他:建物公開の見学予約は不要です。時間内にお越しください。

 

毎年1回、7月下旬に旧碓氷社本社事務所の清掃が行われています。

清掃後の1時間は、建物の中を公開しています。

内部を公開することはほとんどないので、ご興味ございましたらぜひお越しください!!

 

また、ここから車で10分ほどのところに学習の森があります。こちらの常設に碓氷社の資料がございます。こちらも併せてご覧になることをオススメします。

 

この建物は、明治時代に地元の養蚕家等が出資して創業した民間の組合製糸会社「碓氷社」の本社事務所です。いまは同じ敷地にホームセンター・セキチューとヤオコーがありますが、ここには以前は大きな製糸工場があったのです。貴重な建物遺産として事務所が残されました。
 

 

 

 

 

 

 

いつもはブログに書かないことでも載せてみようかと思う。

これはドクガの幼虫です。毛に毒があり、服の上からでも繊維の間を通って肌に刺さるので厄介です。桑取りの作業時に刺されることがよくあります。今シーズンはそれほど見かけませんでした。私自身、もしかしたらそうかな?という痒みが一度あっただけで症状も軽かったです。

 

 

 

 

 

こちらはクワキジラミ。春蚕のシーズンによく出ます。風通しが悪い場所の葉の裏に生息しています。幼虫には分泌した蝋糸がついていて、触るとベタベタします。当館の畑では、今年はかなり発生しました。そのためか、これを食べるテントウムシも多かった気がします。

 

この虫がついた桑は蚕にはそれほど影響はないと聞いています。昔の資料に、熟蚕になるのが遅くれたり、繭が小さくなったり、へい死する蚕があるというデータがあります。これはクワキジラミで中毒が起こるというのではなく、クワキジラミが付着した葉を多く食べると栄養不足により影響が引き起こると考えられるようです。とはいえ、大量に飼育している農家がこれを細かに取り除くことは困難です。丁寧な農家でも畑でクワキジラミの付いた枝を多少振るってみるくらいだと思います。触れるとピョンっと飛び跳ねて顔にたくさん体当たりしてくるので私は苦手です。見た目はユニークですけどね。クワキジラミも蚕と同じで5令期まであるみたいですよ。蝋糸は4令までは3本、5令では4本になるのだとか。

 

 

 

 

 

アマガエル。今シーズンは桑畑で多く見かけました。これもクワキジラミの影響でしょうか?雨が降りそうな日は桑畑はカエルの大合唱です。アマガエルは好きなので、ずいぶんと楽しい気持ちにしてもらいました。

 

 

 

 

 

クワコ。野生の蚕です。家蚕のご先祖様と考えられています。桑畑に生息しています。国内では奄美・沖縄では発見されていないそうです。小さくて淡い黄色の繭をつくります。

 

桑畑には同時期に尺取り虫もいます。尺取り虫は春の新芽をかじるので害虫として認識しますが、クワコは体の色柄は違えど家蚕に似ているので邪険には出来ません。

 

 

 

 

 

飼育をしていると蚕の天敵にも遭遇します。

当館では、烏・トカゲ・アシナガバチです。烏は、一気にごっそり喰い散らかすので最悪です。今回も熟蚕の甘い香りがし始めたころに狙いに来ていました。鳥に関しては蚕室に侵入されないように対策しています。

 

やっかいなのはトカゲです。蚕たちの居場所に潜り込んで食べます。一日に何頭食べているのかはわかりませんが食堂にされては困ります。ウチの猫はトカゲを捕るのが上手なので蚕室の見回りを強化願いたいです。

 

 

 

 

 

写真はアシナガバチが蚕を肉団子にしているところです。近くに巣があるのでしょう。彼らにとっては素晴らしい狩り場だと思います。彼らには悪いですが、追跡して巣を見つけ殺すのがベストと考えています。

 

 

 

 

 

と、蚕を飼育していると心和むこともあれば、蚕に繭を無事につくってもらうためにいろいろあります。

 

 

 

 

 

おかげさまで、当館の蚕たちは6月5日にお蚕上げとなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

20日から春蚕の飼育が始まりました。

昨年の2蚕期は蚕種(卵)を取り寄せて掃立から行いましたが、今回は当館の都合で稚蚕期の飼育を農協さんに委託しました。群馬県の稚蚕飼育所では孵化から10日間の飼育を委託できます。蚕のステージは1令〜5令期まであり、当館へやって来るのは3令期末まで育った蚕です。

 

 

 

 

当館では、3年前からton-caraと組んで養蚕ワークショップも開催しています。

20日はそのスタート日でもありました。今春も参加くださる方々があり嬉しいです。始まったばかりですから、もしご興味があれば今からでも参加できます。単日参加も大歓迎です。「蚕が桑を食べている音を聞きたい」「蚕が糸を吐いて繭をつくるところを見たい」など、それにベストな日があるのでご案内します。お問い合せ、お申込は以下まで。

 

くらし手仕事舎 ton-cara

tel : 027-368-2370 mail : mail@ton-cara.com

 

 

 

 

 

桑の収穫風景です。剪定鋏を初めて使う人が大半なので使い方からご案内します。

 

 

 

 

 

午後、農協まで蚕を迎えに行きました。農協の資材を見聞。農具や桑畑に入れる肥料にどんなものがあるか実際の商品を見て成分や価格を把握するのは大切です。

 

 

 

 

 

専用コンテナで運んできました。1つのコンテナに1万5千頭の蚕がいます。

 

 

 

 

 

平籠に移し、食べやすいように刻んだ葉を与えているところです。

 

 

 

 

 

少し桑を食べたら眠に入りました。脱皮したら4令になります。

 

今春は稚蚕飼育を他社に依頼したことで他の仕事ができました。手間と時間をお金で解決。体も楽が出来ます。稚蚕期の飼育は桑も少ししか食べませんから1日に携る時間は短いのですが、他の仕事と兼ね合いをつけることが面倒な場合があります。稚蚕飼育を委託出来ることは農家にとってメリットが大きいです。1つは稚蚕期は病気に掛かりやすいので専門家に任せられるのは安心。もう1つはコストの削減。稚蚕飼育の設備投資が不要になることと、労働面でのことです。これに関しては大規模農家になると自家で行った方が低コストだと聞いています。この有難い仕組みは縮小していますが、この仕組みがあるうちは群馬県の養蚕は大丈夫です。

 

 

 

 

 

GWいかがお過ごしでしょうか。

当館は5月中頃から春期の養蚕が始まるので、それまでに終わらせたい仕事を片づけながら、しかしお休みもいただきながら過ごしています。

 

ここ2日程は雨で肌寒かったですが、昨日は晴天になり桑畑に出ました。当館の桑の葉の茂り具合は、ただいまこんな感じです。この場所は市内でも少し標高があるのと北斜面なので、暖かな場所に比べると茂り方は一週間くらい遅いです。

 

 

 

 

 

 

さて、桑畑に出た目的は畑の端に植えてある蒟蒻玉の掘り出しです。この辺の蒟蒻農家さんは12月くらいまでに掘り出して温度管理した倉庫に保管するのだと思います。設備がないと芋は凍みて腐るので当館では今の時期に掘り出しです。お日さまを浴びながら体を動かすこと、それも収穫するというのはとても楽しい時間ですね。仕事ではないので心地よい疲れです。ちなみに、3年ものの大玉はton-caraにあげたので、運が良ければton-caraで蒟蒻料理にありつける人もいるかも。

 

 

 

 

 

 

最後に、これは当館の庭にある枝垂れ桑です。ガレージの南壁の日よけに植えています。早生なのか、畑の一ノ瀬より葉の茂りが早いです。もう実が生り始めています。この枝垂れ桑の実は小さいですが、食用品種の大粒マルベリーより美味しいので今から楽しみです。

 

 

 

 

 

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『 咲前神社春祭り・三の市 』座繰り奉納

日時:2019年4月28日(日)10時〜16時

場所:咲前神社の境内(群馬県安中市鷺宮3308)

その他:駐車場あり。公共交通機関でお越しの方は、信越線「安中駅」下車、タクシーで10分ほど。

 

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毎年恒例、4月に咲前神社で3回行われる春祭りも残り三の市のみとなりました。前回の二の市で行った座繰りと真綿掛けを三の市でも行いますので是非ご参拝ください。体験料は不要です。

以下では、当日の内容について書きます。

 

 

 

 

 

 

この地域は昔から養蚕が盛んでした。咲前神社の末社には、そのことを示す絹笠神社がお祀りされています。神社には他にも、蚕にまつわる札や石などもありユニークです。宮司さんも絹にはとても関心をお持ちで、当館は座繰り奉納をさせていただいています。

 

この地域は明治11年頃には農家が組合をつくり製糸を始めました。碓氷社というのですが、この製糸の始まりは手回しの座繰りでした。咲前神社の座繰り奉納では、その当時の座繰りにちなんだ様式を取っています。その写真が上記のものです。子どもたちに気軽にハンドルを回してもらえるように、体験では齋藤機料さんの新しい座繰器を使っていますが、展示では当時の様式の座繰器も持って行きますので見てください。

 

 

 

 

 

 

農家では真綿もよく作られたので、これを展示しているとおじいちゃん、おばあちゃんと話がはずみます。

 

 

 

 

 

 

写真は糸枠に真綿を掛けています。珍しい方法です。通常の角真綿の枠は大きくて、きれいに掛け重ねるのは難しいので、三の市ではこちらを楽しんでいただきます。

 

糸枠に掛けるやり方はこの辺の方法ではありません。わたしは、民族文化映像研究所の「秩父の通過儀礼」から知りました。秩父の方では産着に背守りを縫い付ける糸に真綿の糸を使うのだそうです。背守りを見ただけでは、真綿の糸がどのようなものなのか細かにはわかりませんが、映像とはスゴイもんで、筆だけではわからない情報がいろいろ記録されますね。民族研の映像を初めて見た時は根源的なものを目撃したという気がして身震いしました。真綿枠というのは、効率良くきれいな真綿を量産する為にあると思うので。糸枠自体も近代的道具ですけどね。この辺は秩父と近いですし、文化も重なり合っています。同じように自家の真綿をこんな風に掛けていてもおかしくないよねと思うのですが、わたしは今のところ聞いたことはありません。

 

話を戻しますが、白繭と黄繭も煮て行きます。真綿掛けは、繭が無くなり次第終了です。楽しいですよ!お待ちしております!!

 

 

 

 

 

 

 

明日は、毎年恒例の咲前神社で座繰りをしています。

もしかしたら国産絹製品のお店も出店くださるかも。

 

『 咲前神社春祭り・二の市 』座繰り奉納

日時:2019年4月19日(金)10時〜16時

場所:咲前神社の境内(群馬県安中市鷺宮3308)

その他:駐車場あり、公共交通機関でお越しの方は、信越線「安中駅」下車、タクシーで10分ほど。

 

 

 

 

初の試みで、ton-caraで定期開催している太極拳教室が場所を移動して境内に来てくれます。ちょっと太極拳をやってみたかったて方も気楽に参加できますよ。

 

『 soracoさんの太極拳教室 』

時間:10:00~11:30 

料金:体験500円

 

ぜひご参拝ください。お待ちしております。

なお、座繰り奉納は4月28日の三の市でも行います。

 

 

 

 

 

 

4月2日に放送されたNHK前橋『ほっとぐんま640』の反響をいただきました。

おかげさまで、わたしたちが座繰りワークショップを開催している ton-cara にもワークショップの申込みが入っており、うれしいです。

 

今回はせっかくなので、改めてワークショップのご案内をします。

 

 

 

 

 

座繰り製糸のワークショップ(通称:座繰りワークショップ)

上州座繰器を使って繭から生糸をつくる方法をご案内しています。

1回完結の講座です。経験は問いません。深く学びたい方は何回か通われます。1回以上受講された方は、ton-caraの場所と道具を使って自分の好きな日に座繰りの自習もできます。

ワークショップで使用する繭は、当館が生産した国産繭です。繭は現在3種類あり、「ぐんま200」「ぐんま黄金」「新小石丸」から選べます。

 

ただいま、4月18日(木)の座繰りワークショップ参加者募集中です!!(空席残:2名 、4/6時点)

 

 

 

 

 

 

自分が引いた糸で、織る

自分で座繰りした糸で「ティーマット」や「ストール」を作る講座です。

この講座は、坂田美波先生が糸染めから機織りまで教えてくださいます。糸の色は上記写真の中から選び、植物染料で染めます。タテ糸は店側が用意します。作品作りに必要なヨコ糸は、座繰りワークショップに1回参加いただけば作れます。ぜひ、ご参加いただきたい講座です!!

 

 

 

 

 

 

● 糸車による撚糸ワークショップ

座繰りのステップアップ講座です。生糸に糸車で撚りを掛ける方法をご案内します。

1回完結です。経験は問いません。糸はこちらで用意するので座繰りワークショップに参加したことがない方でも大丈夫です。合糸、撚糸、撚り止めまでをアナログな道具を使って体感いただきながら学びます。

 

 

 

 

 

 

● 撚糸と酵素精練のワークショップ

座繰りのステップアップ講座です。1日で撚糸と精練を体験いただきます。午前中は撚糸についての座学と蚕絲館の合撚機の見学、午後は酵素による絹撚糸の精練実習です。1回完結の講座です。経験は問いませんが、ストールや着尺を染織されている方をモデルにカリキュラムを組んでいます。糸はこちらで用意するので座繰りワークショップに参加したことがない方でも大丈夫です。

 

 

 

 

 

 

● 角真綿のワークショップ

1回完結の講座です。繭を煮るところから、角真綿作りまでを行います。

 

 

 

 

 

 

繭をつくる〜桑摘みと養蚕(通称:養蚕ワークショップ)

毎年、5月の春蚕期と9月の晩秋蚕期に開催しています。農業経験不問。1日(回)のみの参加可能です。参加回数に応じて収穫した繭が特典として付いてきます。

 

ただいま、5月20日から始まるワークショップへのお申込みを受付中です。

 

 

 

 

 

 

ton-caraでは、他にも教室やイベントがありますので、ぜひHPをご覧ください。

 

問合先:くらし手しごと舎 ton-cara

住所:〒379-0123 群馬県安中市上間仁田4242

電話:027-368-2370

mail:mail@ton-cara.com