農家のおかあさんと恒例の繭玉作りをしました。

今回は、他にもお声掛けして総勢5名で賑やかな会でした。

 

 

 

 

 

で、帰宅後に枝に挿しました。今回は用意した木の枝ぶりが寂しかったね。庭木の剪定を兼ねて切ったので仕方ないけど。繭玉をたくさん作ったので、余ってしまった。来年は、ちゃんと飾り用に枝を準備したいな。

 

この飾りの木は、マイダマ木と言うようです。ミズブサやヤマクワがよく使われます。本(※)によると「正月の山入りの日に切ってきて(若木迎え)、6日の日に"六日爪"といってマイダマ木の小枝を鋏などで切ってマイダマを挿せるように」準備する習わしがあるようです。

 

以前使った木で良かったのは、ミズブサ(ミズキ)です。これは新しく伸びた枝が赤く鮮やかで繭玉がよく映えました。他、エゴノ木、梅、樫、モミジ・カエデ、ツツジ、竹・・・ナラやクヌギでも良いようで、枝が多く張っているものなら、臨機応変に楽しめばいいのかなと思います。

 

 

 

 

 

この写真は※群馬県立博物館研究報告集の「群馬の小正月ツクリモノ」に載っている繭玉飾りです。いつか、このように華やかな飾りをしてみたいです。今のところは、ちょこっと楽しむ程度で満足していますが。

 

農家のおかあさんの話では、この辺りは13日がお繭玉を飾る(枝に挿す)日だそうです。80代のおかあさんが子供の頃は、13日の朝は家族みんなで繭玉飾りをする家が多く、学校に遅刻してくる子供もあったとか。なんとも、ほほ笑ましいお話でした。