昨年ご一緒にお仕事をさせていただいた方が、ご自身の書庫を整理なさっていた折りに赤城の座繰りを紹介した雑誌がありました、とコピーを送ってくださいました。ご存知の本かもしれないけれど、と添えて。

 

わたしのことを思い出し、送ってくださったことが本当にうれしかった。

この本はわたしも手元に残している号ですが、もう随分と長いこと手に取っていませんでした。

 

● 季刊「銀花」2003 秋 第百三十五号

 

特集のタイトルが「繭の命、手の技【絲輝く】」で、26頁にわたり赤城の座繰りや自家用の糸と布にスポットが当たっています。その中でも赤城の座繰りは、糸商から座繰りのひき手、織り作家まで取材されています。これまでも着物雑誌などで座繰りを特集するものはありましたが、これだけの頁数の特集はそうはありません。この季刊誌は廃刊しており、この号も15年前ですが探せばまだ手に入るのではと思います。この本を知らない方もいらっしゃると思うのでご紹介しました。