機械の移動と修理

 

今日は、仕事中にあった出来事を。

一昨日のことですが、稼働中に機械のVベルトが切れました。

 

 

 

 

 

 

動かなくなったのは、この湿式撚糸機です。この撚糸機のことを少し説明しますと、名前の通り、生糸を湿しながら撚りを掛ける機械です。強撚糸用です。

 

元々は群馬県前橋市の撚糸会社のものでした。廃業されたときに織物作家さんが譲り受け、それを当館がまた譲り受けた機械です。小ロットで使えるように短く切っています。作家さんに譲られた時点で甘撚り用に改良されたので、いまは強撚糸はできません。当館にはもう1機撚糸機があるので、これは生糸の揚げ返しをメインに使っています。そして、一昨日、揚げ返し作業中に突如動かなくなった次第です。

 

 

 

 

 

 

理由があって、機械のモーター部分を壁側に寄せていたのですが、これではベルトが換えられません。仕方なく機械を反転させることにしました。

 

この機械は200キロくらいあります。この移動には丸太を数本使います。これがあると大人2人で動かすことが出来ます。

 

 

 

 

 

 

反転完了。丸太から、固定のために自作した台に差し替えて、これで完璧。機械の下にこの台をかませておけば、動かしたいときに素早く丸太に替えられるので便利です。

 

 

 

 

 

 

で、ここからがやっと目的のベルト交換です。

この機械のベルトを交換するのは初めてです。夫は以前に養蚕で使う剉桑機のVベルト交換をしたことがあります。そのときに、想定よりも多くの部品を取り外さないといけませんでした。まるでパズルです。順番に部品を戻すのにかなり神経を使ったようでした。その経験から、素人が下手に部品を外したら大変なことになるのではという考えでした。いよいよ撚糸機のモーター部分の板をはずし、内部の掃除をし、部品の配置をよくよく確認しながら、数ヶ所のボルトを外しました。が、ここでやめました。

 

それは正解でした。近くにお住まいの機械屋さんに電話で相談したら、すぐに駆けつけてくださいました。持参された工具で手早くベルトが掛けられました。夫が外したボルトはそれで正しかったのですが、そのまま自分の想像で進めていたら間違うところでした。機械屋さんは繊維機械は専門外ですが、機械の大まかな造りはどれも共通のようです。その分野の人が見たら常識で判断が付くことも、素人にはさっぱりです。やはり、餅は餅屋ですね。これで安心して注文の糸づくりが再開できます。ありがとうございました!!