東内風穴と法住寺の絹笠さま

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やっと今年の風穴の内容まできました。

4月下旬、長野県へ出かけたときにルート沿いにある風穴を探しました。

 

訪れたのは、長野県上田市東内村です。事前にこの辺りにあることは調べていたのですが正しい場所はわかりません。ちょうど、家の前を掃除しているおばあさんがいらしたので、場所を尋ねました。おばあさんは「かいこの種を入れとくとこだろ。あの辺にあるらしいよ。わたしは行ったことないけどね。」と教えてくださいました。

 

 

 

 

 

 

教えていただいた場所は正確でした。こんなところ入っていいの?と思うような人家横の路地を山に向かって進んで行きました。

 

 

 

 

 

 

風穴は、山裾にひっそりと残っていました。

 

 

 

 

 

 

風穴の入り口。

 

 

 

 

 

 

内部は、山からの落石で埋まっていました。

 

 

 

 

 

 

来た道とは反対側から撮影したもの。最初に見た入り口より高い位置まで石が積まれ、スロープになっていました。この状態から想像するに、ここには少なくとも地上1階、地下1階の風穴があったのではないでしょうか。

 

これまで山中にある風穴ばかり見てきたので、この東内村の風穴は、自分が思っても見ない場所のものでした。こんな人家近くにもあるものなのですね。

 

それから、風穴の場所を見つけられたのは、きっと、あのおばあさんに出会えたからだと感じています。もっと若い人だと風穴の場所を知らなかったのではないかと思うのです。面白かったのは、おばあさんは「自分はそこに行った事はない」と話していたことです。おばあさんの家から風穴までは100メートルも離れていないのです。見た感じ90歳くらいのおばあさんでした。この土地で長く暮らしていらして、こんなに近くとも、自分に関係のない場所だと行った事もないのかと。それでも「風穴」が何であるか、そして場所もご存知でした。おばあさんの若い頃には、まだ暮らしの中に風穴が利用されていたのかもしれませんね。会話した夫は、インテリジェンスの高いおばあさんだったと言っていました。ほんの数分の出会いでしたが、最良の人物に出会えて好運でした。

 

 

 

 

 

 

さて、風穴から車で5分ほどの同村にある法住寺に立ち寄りました。

ここをブログに紹介しようと思ったのは、この山門の背面に建立されている像が絹笠さまではないかと思ったからです。

 

 

 

 

 

こちらが、その絹笠明神さまと思われる像です。

この像については調べてもわかりませんでしたが、たぶん向かって左に持っているのが種紙(蚕の卵を貼り付けた和紙)ではないかと思います。だとすると向かって右の手には桑の枝があったのではないでしょうか。

 

 

 

 

 

 

この像の天井には、このような絵が描かれていました。

馬と種紙(?)と桑の枝の絵のように思えます。こうなると蚕の神さまである可能性がすごく高まります。馬ということは馬鳴菩薩さまということもありえるのかな? 巻物と宝珠は関連がよくわかりません。どなたか、この像について確かなことをご存知でしたらお教えください。

 

 

 

 

 

 

最後に、この寺に建立されている虚空蔵堂は国の重要文化財となっています。訪れた4月下旬は桜が開花中で美しい境内を見ることが出来ました。オススメの時期です。