● 6/2・・・5令6日目

 

 

桑取りの最盛期。

当館の桑畑は2箇所あるのですが、そのうちの1箇所は桑をすべて取りきりました。

 

 

 

 

 

 

 

こちらの畑も、あと2日ほどで取りきってしまいそう。

この日は、女性が2名参加されました。わたしを含め女性3名だけで午前と午後の2回で計24束の桑を取りました。1束の重さは12〜13キロほどです。桑を切るペースがずいぶんと早くなりました!

 

 

 

 

 

 

この日の ton-cara 弁当。カレー味でミンチの入ったオムレツ!!

 

 

 

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● 6/3・・・5令7日目

 

この日は原種蚕の上蔟。ワークショップで飼育している「ぐんま200(にひゃく)」の上蔟もまもなくなので、予習を兼ねて作業を体験していただきました。

 

6/3、6/4の様子 は、ton-cara さんのブログにもアップされているのでご覧ください。

 

 

みなさんのやる気マックス。県外からいらしている方は、ご自分の都合に合わせて泊まりで作業に参加されます。昨日からton-caraに1泊2日のMさん、今日から2泊3日のFさん、Kさんはビジネスホテルに3泊4日です。

 

 

 

 

 

 

糸を吐き始めた蚕を手に載せて観察。室外の明るいところでかざすと、蚕の体が透けてきているのがよくわかります。どういう蚕が熟したものなのかは、何度も観察して、そういうのが「わかる目」にならないと判断が難しいです。特に、熟し始めたばかりの蚕を見分けるのは一朝一夕には行きません。

 

 

 

 

 

 

原種のお蚕上げもあるため、今日は大人数での昼食。

久しぶりの ton-cara さんカレー!!桑苗の植樹のときにお願いして以来です。スパイスが効いていて最高に美味いのです〜。

 

 

 

 

 

 

ぐんま200の蚕たちは、予定より1日早く食が細くなってきました。ということは、1日早くお蚕上げになります。午後からは、お蚕上げの前にする網掛け作業をみなさんにしていただきました。この作業をしておくと、お蚕上げの日の作業効率がとてもよくなるのです。

 

 

 

 

 

 

今回のWSで、これまで桑切り作業の日になかなか当たらなかったFさん。今日やっと剪定鋏とノコギリの使い方をご案内できました。これで参加者全員が体験できたので良かったです。

 

 

 

 

 

 

Fさんの桑束初担ぎ。

 

 

 

 

 

 

Kさんも桑取りは2回目。夕方の桑取りは、これまであまり体験できていないKさんとFさんに集中して取っていただきました。

 

その後は、原種蚕を振込んだ回転まぶしを夜の8時半過ぎから吊りました。この作業に3名の方が参加されました。解散は10時。遅くまでお疲れさまでした!!!

 

 

 

 

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● 6/4・・・5令8日目

 

 

上蔟前日。桑取りも本日までなのですが、当館の畑の桑は昨日で取りきり、蚕たちに食べさせる桑が数束足りない。そこで知り合いの方の畑で取らせていただくことに。ここは、10年くらい前に養蚕を辞めた方のところ。そのまま伸びて林のようになっています。このように生長した桑の木から桑束を作り出すのは容易ではありません。

 

 

 

 

 

 

高枝切り鋏で活躍してくださったTさん、この日はお疲れさまでした!!

 

大変手間のかかることでしたが、これから養蚕を始めようと考えている方には良い経験だったと思います。昨今は、養蚕が終わってしまった地方自治体がほとんどですから、桑が残っていても、このように林である可能性があります。このような場所での桑の取り方、それに掛かる作業時間、収穫時に使う道具を知っておくことは今後の糧となるでしょう。

 

 

 

 

 

 

桑林には、桑の実がたわわでした。

今回のWSのカリキュラムには無い事でしたが、今日は少し時間に余裕もあったので桑の実ジャムをみんなでつくりました。

 

 

 

 

そして、Fさんが抹茶を点ててくださいました。

 

 

 

 

昨日の読み通り、午後には糸を吐く蚕がちらほらと出てきました。

動画にしてみました。中央の蚕は、葉っぱに糸を吐き始めています。

 

 

 

 

 

 

明日のお蚕上げの準備のため、飼育台を解体。

この飼育台は、県内みなかみの大規模養蚕農家さんが考案された飼育台です。それを農家さんに許可をもらって、当館が数年前に鉄工所で新調したものです。大規模農家さんは作業効率を真剣に考えていますから、この飼育台はとても機能的です。

 

さあ、明日は養蚕WSの最大行事。お蚕上げです!!