この間、榛東村にある耳飾り館に行ってきました。http://ameblo.jp/mimikazarikan/

そこで学芸員さんに興味深いものを見せて頂きました。

それは、明治から昭和初期にかけて使われた、蚕種の紙を再利用した足袋の型紙です。


おお、さすが群馬。種紙はしっかりしているから、確かに型紙に持ってこいだったでしょうね。

なんて、お話ししていたのですが、学芸員さん曰く、たまたま種紙を再利用したということでは無いのかもしれないと思われる内容の文章を最近読んだ本に見つけられたそうです。


何にも知らないと、きっと、そこに、それが、たまたま有ったから使ったのだろうなんて安易に想像してしまいがちですが、実は、それをチョイスしていることは必然である場合もあって、それに気が付いた時には、やっぱり昔の人はすごいなー、足元にも及ばないと感じます。

これも、どんな意味があるのか、知りたいなー。


この型紙は、榛東村内で使われたもので、昨年の春に、「おばあちゃんの お裁縫箱」展として型紙約50点と裁縫ボランティアを募って再現した作品を展示したそうです。

その型紙と再現した作品の一部を今年の3月末まで、玄関ホールのところで観ることができます。


蚕種商人の記事を見つけました。ここに種紙の写真があります。→http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/kikaku/071/11.htm